続★マシンヌンキム家

飛行機怖い ページ6

『テヒョン君…！お願い…！！』

TH「いーやー。」

『ねぇ、今日だけ！ね？たまにはさぁ！』

TH「だめ。ジンヒョンのとなりはテテってきまってるのぉ。」



飛行機に乗り込み、早速始まった私のおねだりタイム。

大人気ない私はどうしても先輩のとなりに座りたくて、6歳児相手に土下座している。




『おねがいだよぉぅぉうおお！！！』

HS「うるさい。はやく座って。」

『あっ』





しびれを切らしたホソク君に奥の席へと押し込まれるテヒョン君と私。

先輩はこちらの醜い争いなど意にも介さず、
私達の後ろの席に座ってる。





『離れちゃったねぇ、テヒョン君。』

TH「あーあー。



でもテテ、ヌナのこともすきだからいーや！」




ばーろー。

私も君が大好きだよ。











HS「そういえば、お父さんも今日本にいるみたいだよ。」

『シヒョクさんが？

会えるといいね！』

HS「うん！



あ、動き出した。」



少しずつ速度を上げていく機体に、ワクワクする気持ちがこみ上げる。




『テヒョン君、日本着いたら何が食べたい？』

TH「ん…バナナ…。」




















おや？




いつにも増して、心ここに在らずなテヒョン君。

これはもしや…。






『テヒョン君、飛行機怖いの？』

TH「…こわくないもん。」



ぎゅっと両手を握りしめて、小さな声を出す。

絶対怖いじゃん、それぇぇえ！(萌)





TH「！」

握られたままの小さな手を包み込むようにすると、
驚いたように顔を上げるテヒョン君。




『ヌナ、飛行機怖いんだ。』

TH「…ふーん。」

『だから、手繋いでてもいい？』

TH「いいよ！」




そう言うと、握っていた手をひらき、私と手を繋いでくれる。





TH「ヌナはテテがまもったげる！」

『ふふ、ありがとぉ！』





少し気が紛れたのか、強張っていた表情が解けた彼に安心する。




HS「Aヌナ、飛行機怖いの？」

『え？あ、うん、そうなんだ！』


ほんとは怖くないんだけどね。

むしろ高いところ好きだし！





HS「そーなんだ！

じゃあ、はい。」

『へ？』




空いていた方の手をさっと握られ、驚いて彼の顔を見ると、





HS「ちゃんとにぎっといてあげるから大丈夫！」



と、それは爽やかに笑うホソク君。


































兄貴ぃい！！！！！

皆よ、私に続くのだ→←美形は証明写真も怖くないらしい

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