若干日頃の鬱憤吐き出そうとしてないか?それ ページ43
JN「我が家はすでに動物園みたいなものでしょうが。」
TH「なにそれ!テテわかんない!」
…私はわかる。
事実、わんぱく坊主ばかりが揃うキム家に犬を飼う余裕などないのだ。
TH「ヒョンのおばか…。
テテのいちばんがタナになっちゃうってしんぱいなの?」
JN「そうそう。僕のテヒョンがかまってくれなくなるんじゃないかと思うと心配なの。」
TH「…っ」
か、葛藤しておる。
眉を寄せ、先輩と犬を交互に見て葛藤しておる。
TH「でも、タナをひとりぼっちにしちゃだめなの!」
JN「あ、ちょっとテヒョン!」
ヨンタンを抱きしめ、たーっとリビングを出て行くテヒョン君。
『テヒョン君!外行っちゃだめ…!』
TH「!」
私の声がギリギリ耳に届いたのか、
キキーッと急ブレーキするとそのままソクジン先輩の部屋に入っていき、
ガチャリ
鍵をかけた。
『た、立て篭もりだぁぁあ!!!』
NJ「人質は犬です!!いや、犬質か…!?」
JM「テヒョンアーー!あけてよぉ!!」
YG「不必要に煽るんじゃねぇ。」
場の雰囲気に飲まれ、ドンドン扉を叩く私たちに、絶対零度の視線が向けられる。
いかん。取り乱した。
JN「もー。
テヒョン、出ておいで?」
TH「テテはいません。」
何度話しかけてもいませんの一点張りに、だめだ。と肩をすくめる先輩。
大好きなジンヒョンの呼びかけにも応じないなんて、よほど本気とみた。
『先輩。
ここは私めに。』
JN「え、うん…。」
一礼して、前に進みでる。
『…先輩の部屋が使えないならしょうがないですよね?』
JN「え?」
『先輩。
今日、私と一緒に寝ましょう。』
JN「ええ!?」
ガタンッ
扉が揺れ動いたのをみて、ニヤリと口角を上げる。
よし、効いてるぞ。
JK「いやぁぁぁぁあ!!!」
『あ、しまった!』
ジョングク君もいたんだった!!
JK「ヌナ、だめ!!
ヌナはぐうとねるの!!!」
プンプンに怒り出した彼に、高速で頷きながら周りに助けを求めると、
察したユンギ君がジョングク君を連れてってくれたところで揺さぶり作戦を再開する。
『やったー!
今日は、先輩と2人っきりだ!
嬉しいなぁ〜!初めてだなぁ〜!』
あれ?
むしろいまだ添い寝経験もない事実に気絶しそうになりながらも声をかけ続ける。
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えみ♪♪(プロフ) - ミロさんの作品は全部何度も読み返してます。とても大好きです!! (2021年8月25日 22時) (レス) id: 004a0e4a1a (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 新しいキャラクター、待ってました!! どうやら今の展開で行くと、ソクジンさんとライバルになりそうですね! 楽しみです☆ 私も大好きです!! (2020年5月17日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
さいとー。 - なんなんですか!?この最高の話は!!!ジミンちゃんの骨拾うとかちょいちょい出てくる言葉にセンスしか感じません!笑 (2020年4月27日 18時) (レス) id: 577906deae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - まかろん1106さん» わ!わ!わ!えーん!!嬉しすぎてどうしましょうかっっ!!本当にこんなふうにいただける暖かいお言葉に支えられて毎日楽しくお話書かせていただいてます(T-T)こちらこそありがとうございます!(>人<;)これからも何卒よろしくお願いします…!! (2020年1月5日 11時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん1106(プロフ) - ミロさん!突然ですが私、ミロさんが書くお話…ほんっっとに好きでして、もう、毎日ミロさんの色んなお話読ませてもらってるんですが、もう依存するくらい素敵な作品ばっかりで感動してます!笑 (2020年1月3日 1時) (レス) id: 874c25485a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年5月8日 19時