子どもじゃん ページ41
『ユンギ君…?』
呼びかけても答えてはくれなくて…
『ごめん、怒っ』
ゴンッ
『いだっ!』
いきなりおでこに軽い頭突きをくらい、
驚いて額を抑える。
YG「別に怒ってないけど。
でも、そんな変わんないじゃん。」
『え?』
YG「もう俺、ヌナと身長同じくらいだけど?」
『あ…』
自分のおでこを指すユンギ君を見て、
いつのまにか目線が同じになっていたことに気づく。
本当だ。
ちょっと前までは私より10センチは低かったのに。
YG「多分、今年中には追い抜く。」
『それはどうかな〜っ!』
急激な彼の成長がなんだか寂しくて、
ぐんと胸を張って見せると、
何それと言って笑うユンギ君。
その笑顔はやっぱりまだ幼くて、
それに少しだけ安心した。
___
_____
始業式や入学式で慌ただしい時期を超え、
5月に入ったこの頃は、びっくりするほど落ち着いた毎日。
JM「ヌナ、テヒョンしらない?」
『え、知らないよ。
お部屋にいるんじゃないの?』
JM「んーん、いなぁい。」
うぇ!?
てっきり部屋で遊んでると思ってたよ!
時計を見るともう午後6時。
『もしかして外!?
ちょっと私探してくる!』
JK「ぐぅもいくっ!」
裾を引くジョングク君を抱き上げ、
家を出ようとした時だった。
TH「たらいまぁぁあ!!!」
玄関から聞こえてきた元気な声に、安堵のため息が出る。
『もー。テヒョン君、勝手に1人で外に行かないでって何度も…
でぇ!?!?』
玄関に立つ彼を見て、
驚きのあまり変な声が出る。
…正確には、彼が腕に抱える、黒いモフモフとした物体を見て…だ。
TH「A!
このこ、うちでかっていい!?」
『…へ?』
おい、まじか。
JK「あ。…わんちゃんっ!」
イッヌ、きた。
3496人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えみ♪♪(プロフ) - ミロさんの作品は全部何度も読み返してます。とても大好きです!! (2021年8月25日 22時) (レス) id: 004a0e4a1a (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 新しいキャラクター、待ってました!! どうやら今の展開で行くと、ソクジンさんとライバルになりそうですね! 楽しみです☆ 私も大好きです!! (2020年5月17日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
さいとー。 - なんなんですか!?この最高の話は!!!ジミンちゃんの骨拾うとかちょいちょい出てくる言葉にセンスしか感じません!笑 (2020年4月27日 18時) (レス) id: 577906deae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - まかろん1106さん» わ!わ!わ!えーん!!嬉しすぎてどうしましょうかっっ!!本当にこんなふうにいただける暖かいお言葉に支えられて毎日楽しくお話書かせていただいてます(T-T)こちらこそありがとうございます!(>人<;)これからも何卒よろしくお願いします…!! (2020年1月5日 11時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん1106(プロフ) - ミロさん!突然ですが私、ミロさんが書くお話…ほんっっとに好きでして、もう、毎日ミロさんの色んなお話読ませてもらってるんですが、もう依存するくらい素敵な作品ばっかりで感動してます!笑 (2020年1月3日 1時) (レス) id: 874c25485a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミロ | 作成日時:2019年5月8日 19時