続★マシンヌンキム家

おみくじのお告げ ページ21

JN「あれ。こんなところに神社がある。」

『え？

あ！ほんとだ！
ん？まってください、ここ確かガイドブックに…

あった！』

JN「？」



地主神社…これだ、

なになに？この神社は…








『先輩、ここ行きましょう！』

JN「え？わ！」


先輩の腕を掴み、半ば引きずるようにして石段を登っていく。


ガイドブックによると、地主神社は恋のパワースポット。
そんなの行くしかないじゃないか！！





中まで来ると、すごい人だった。
さすが人気スポットだと頷いていると、ふと手のひらに暖かさが伝わる。




『っ、先輩？』

JN「こうしてれば逸れないでしょ？」




くぅぅう！！

繋がれた手を見て、さっそくいい事があったと神様にお礼を述べる。








『あ、先輩！おみくじってやつやってみませんか？』

JN「おみくじ？なにそれ？」

『なんか占いみたいなもので、引き当てた紙に自分の運勢が書いてあるんですって！』

JN「へぇー。面白そうだね！」







ウキウキしながら箱を振り、出てきた棒と一枚の紙を交換してもらう。

なんて書いてあるのかな？
楽しみだなぁ。



『先輩、せーので中身見ましょう！


せーの、』
























「…」

JN「…」

「…

はは、先輩どーでした？」

JN「えー？

そっちは？

あ、じゃあせーので言う？」




せーの、














「「凶」」

























「「あはははは」」











JN「んーと、中はこれなんて書いてあるんだろうね？」

『あ、私翻訳アプリ持ってますよ！』































『思い通りにはならぬ』

JN「恋敵に注意」
















「「…。」」



散々だな、おい。








































『まぁ、所詮占いですし！』

JN「だよねぇ！」



行きとは打って変わって顔面蒼白になっているだろう私達2人。

いやいや、たかが紙切れ一枚！




といいつつ恋のお守り5個も買っちゃったけど。









JN「子ども達お土産喜んでくれるといいね！」

『はい！』


気を取り直すように笑いかけてくれる先輩に、
一気に元気を取り戻す。

優しいな。
やっぱり大好きだな。

ふん、おみくじなんてなにさ！
私の彼氏はこんなにいい人なんだぞ！！





子ども達が待っているお店に着いた頃にはすっかり機嫌を取り戻した私だけど、

ご機嫌なのは私達だけだったようで…

そりゃないよ→←準備は出来てるよ？

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