続★マシンヌンキム家

思う存分祝ってくれ ページ1

カラーン


コローン













美しい鐘の音色が響く協会。



天気は良好。



化粧ノリも悪くない。

なにより、純白のドレスを着た私は、
きっといつもより、悪くない。







すぐ隣では胡散臭い神父が
胡散臭い笑みを携えて祝福してくれている。





いや。



そんなことはどうでもいいんだ。
だって、


私の目にはもう、













JN「Aちゃん？」












目の前のこの美しい人しか映っていないのだから。





白いタキシードを身にまとったソクジン先輩は
控えめに言ってどこぞの国の王子。

高貴すぎて後光が差して見える。




私、こんなに素敵な人と結婚できるんだ。



『…くっ！』




そう思うと、感動のあまり涙があふれた。





ソクジン先輩は、私が泣いているのに気がつくと
やさしく笑い、その綺麗な指で涙を掬い取ってくれる。





















ああ、好きだ。



相も変わらず私は、
先輩のことが好きで好きでたまらない。





いや、先輩じゃないな。

これからこの人は私の旦那さ、

「ヌナ！！」






















『…ジョングク君？』

JK「ヌナぁ、ぐぅおなかすいたの。」



お腹に手を当てて俯く子うさぎに、
今すぐこの世のありとあらゆるうまい物を献上したくなったが、ぐっとこらえる。


『ちょーっと待っててね。すぐ終わるからね。
そしたら、いっぱい食べようね？』

JK「いや、もうまたないの。」

JN「グガー。いい子だからもう少し待ってて？」

JK「やぁ…も、またないのぉっ」


腹が減ってるせいか、不機嫌極まりないジョングク君。
雲行きが一気に怪しくなり、
あわあわと慌てふためく先輩と私。



『え、ちょ、ま、ごめ、ジョングクく、』
























JK「うぁぁあぁあああん！！！」






















































「ストップストップ！
一回皆切り上げて！


もう、困りますよ。
ちゃんと子どもの面倒見ててもらわないと。」


「「申し訳ありません。」」

夢より儚かったなぁ、おい。→

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