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am6:00
ちょっと早いかなと思いつつ、
再びマンションのドアの前に立つ。
渡してもらった鍵と睨めっこして軽く5分がたつ。
「なんか使いづらい」
だって不法侵入みたいじゃない！？
でもこうしてもいられない。
えいやあで鍵を回す。
ガチャ
「お邪魔しまーす(小声)」
なるべく足音を立てないよう、広い廊下を突き進み、リビングルームに入る。
ほ、まだ誰も起きてきていないようだ。
「あ！」
しまった！鍵をかけるの忘れた！
アイドルの家なのになんで不用心な！！
慌てて戻ろうと扉を開けると、
「わ！」
「お！？」
誰かの広い胸にぶつかった。
JN「Aちゃん？」
「ジンさん！おはようございます！」
JN「おはよう。」
そう言ってふにゃっと笑うジンさんはなんだか少しお顔が浮腫んでいてまだ眠気が覚めていないようで愛苦しかった。
「早いですね。ごめんなさい、まだ朝食用意できてなくて…。」
JN「全然いいよ、俺いつも朝早めで。顔洗ってくるね。」
そう言って洗面台へ向かうジンさんの後頭部には寝癖。うーむ。アイドルの寝起き。こんなんファンだったら卒倒ものだな。そうでなくても癒される。
ふむふむと感心しながら朝食の用意に取り掛かる。
調理器具は一応持参したけど、一通り揃ってるのでいらぬ心配だった。
JN「手伝うよ〜」
先ほどよりだいぶスッキリした顔でもどってきたジンさん。
「いやいや、そんなわけにはいきますまい。」
JN「やるよ。他にやることないし。何したらいい？」
「うーん、じゃあ、お味噌といてもらえます？」
JN「味噌！？」
「あ、はい。これを使って、量は、このくらいかな。はい、どうぞ。」
JN「へぇー！これって日本の味噌汁かな？初めて作った！」
「日本食微妙かと思ったんですけど、大豆体にいいんで。お米も朝食べると力湧きますし。」
JN「Aちゃん、若いのにお婆ちゃんみたいだね。」
「よく言われます。」
JN「あひゃひゃひゃひゃ！否定しないんだ！」
「え？待って。笑い方どうしました？」
とんでもない笑い方にびっくりしたけれど、ジンさん料理は慣れてるようで、おかげさまであっという間に用意が出来た。
「皆さん起こします？」
JN「いや、いいよ。勝手に起きてくるから。それより、、」
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作者名：ミロ
| 作成日時：2018年6月27日 23時
