追い討ちかけちゃった！ ページ45
「それで。この家系能力が、何故、心臓破りに相性が良すぎるのか。」
(まだあるのかッッ？！？！？！？！)
モネはただ、事実を淡々と語っているだけである。
しかし、対するアスモデウスは、聞くだけで、精神はかなり疲弊。
当然である。モネの強さ，自身がどれほど、他悪魔の能力を推量する力が無いのか、これ程までに突きつけられれば。
「ご存知かと思いますが。私は、
「ッッ！！！！！！」
ここまでされれば、アスモデウスも、思考を必死で働かせる。
これだけのヒント。辿り着くまでに、そう時間はかからなかった。
つまり、だ。
今回の場合、対象者は、
心臓破りの敵である、教師は全員、
対する生徒は、最も高いのが、イルマの
と、いうことは。
「やろうと思えば、生徒の魔術
「…………ッッ！！！！！！！」
この魔術は、使用範囲は、魔力量に比例しないのがミソである。
現在のモネは、衣装によって、その無限の魔力量を制限されている。
しかし、それに範囲は一切干渉されない。
やろうと思えば、今すぐにでも、範囲を会場全てに設定して、発動させることも可能なのである。
それゆえの、ダリに言われた、あの制限。
「…………つまり、私は、理事長より危険かもしれなかった、MOSを、見逃してしまった、と。」
「そう言うことになりますね。」
アスモデウスの背中に、冷や汗が伝う。
が、自分で蒔いた種。
それに、結局、教師である以上は、ここを通せないことに変わりはない。
「せっかくですし、ご覧になりますか？ 家系能力を」
「言われずとも、発動させるつもりなのでしょうッッ！！！」
「御名答」
家系能力ーー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sela | 作成日時：2023年3月19日 10時
