１.５Ｒ ページ40
「アスモデウス君！！ カルエゴ卿のところに殴り込みに行く時はッ、ぜひ！ 僕も呼びなさい！！」
「…………それは、なんとも頼もしいです」
「よし！！ それじゃ、」
「第２
ガッシャンッッッッッッッッッッッッ！！！！！！！！！
「………………っ、」
痛い……。
咄嗟に受け身はとったけれど、突っ込んだ場所が場所だし、、
矢を弾き飛ばして、そのまま校舎の壁に叩きつけられて、落下するよりかは、こっちの方がまだマシ、よね。
ここ、多分３階か４階だし。
さて、、このままSOSのところに行きたいのだけど、ここはどこかしら………………
「えっ、」
「なっ！」
「はっ？」
ーーそう、ここは、理事長室前の、階段のおどり場。
皆さんは、覚えているだろうか。
エイトがアスモデウスに、悪周期解放を勧めなかった理由。
あの時の行為。
モネが突っ込んだ“破壊されていた”壁とは、ズバリ。
エイトが、イフリートに破壊させた、あの壁である。
「すっ、すみません、お２人の戦いを邪魔するつもりでは、」
流石はモネ、一瞬で状況を把握。
が、意外とテンパってる。
(テンパってる！ かわいい！！！ てかここで会えるとか！！ 奇跡！ 頑張ろ僕！！！)
「いや、、えっと、どうやって、ここに？」
「……生徒の攻撃を、うまく流しきれなくて、」
「モネ先生が？」
「空中戦ですと、どうにも……」
一気に空気が和み、アスモデウスは１人、置いていかれる。
え？ 何だ、この悪魔たち。なんで、こんなに通常運転なんだ。
ここ、４階に行く途中の、階段のおどり場だが？
おどり場の壁から、悪魔が突っ込んできたんだが。
その間にも、２人の会話は進む。
「では、私はSOSへ向かった方が良いのでしょうか」
「そうですね、結構生徒が行ったと思いますし」
「分かりました」
そして、モネが階段へと、足を踏み出した時だった。
「っ！」
横切るは、炎。
「…………あなたにも、行かせる気はありませんっ！！！」
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作者名：Sela | 作成日時：2023年3月19日 10時
