検索窓
今日:5 hit、昨日:45 hit、合計:42,392 hit

前言撤回 ページ39

「ああでも、拷 問するには、台に縛りつけないといけませんよね、」


言うが早いか、


「がっ、、!!!」


左肩への、強烈すぎる踵落とし。見事に決まる。

華麗なジャンプには、天使を思わせ、体重も全く感じさせない、羽のような美しさがあった。

が、違う。

あれは羽じゃない。

死神のマントである。


「……これで、多少は動きを制限できたかと。あとは聞き出し、宜しくお願いします」

「はい!」










………………すっっっっきりした!!!!!


いやー、やっぱり、因縁の相手には踵落とし!

うまくハマったときの快感が桁違いだもの。

せっかく棍は持ってきたけれど、あまり使うことは、無いかもしれないわね。








…………んっ? あれは、、

そういえば、まだSOSは続行中の時間だけれど、









ーーモネが外に出て、見つけたのは、弓を構えたイルマである。

構えている。つまり、何かを狙っている。

この心臓破りにおいて、わざわざ狙うものなど、1つしか無い。








案の定、その先には教師(ロビン)







全く、世話の焼ける後輩…………っ、








「ばちっ、こんッッ!!!!!!!!」






ちっ、今更気づくとか、遅すぎるわよバルス・ロビンッ!!!



一気に体勢を低くし、足に力を込める。


「はっ!!!」


飛び上がるも、手で掴むには、ギリギリ長さが足りない。

勢いづいている矢を、どうにか棍で受け止めるしかない。

「ぐっ、」

2メートルはある棍のお陰で、受け止めることは成功したものの、意外と勢いを削ぐことができない。


(まずいっ、これ以上はっ、!)




羽が無いモネにとって、空中は最大の弱点。

制空権を得ていない状態、矢を受け流せばいいとはいっても、踏ん張ることもできない。

今回はジャンプ地点から、斜めに飛び上がった為、今の体勢は崩れている。

よって、矢の向きを逸らすには、本来、腕だけで振り切るべきだったのだが。



「あっ、」


勢いを逃しきれず、体ごと捻ってしまった。


「も、モネ先生っ!」


ロビンが気づいて声をあげるが、もう遅い。


逃しきれなかった矢の勢いは、どこにいくか?

答えは1つ。











ガッシャンッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!











既に破壊されていた壁に、突っ込んだ。

1.5R→←私怨は後回し、か…………



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
95人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sela | 作成日時:2023年3月19日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。