調子にのるなよ〜ww ページ35
話は、しばらく前に遡る。
「……どうしますかね、問題児クラスの昇級試験、、」
「全員ランク
「他のクラスと一緒には、できませんよね」
「彼らは何かと規格外だし……」
めちゃくちゃに、悩んでいた。
ウォルターパークでは英雄扱い，収穫祭では若王，音楽祭では優勝。
全員
モネ曰く、音楽の授業では、彼らは文字通りの“アブノーマル”。
が、音楽祭では“問題児クラス”として、それなりに良い成績を、与えざるを得なかった。
そこをダリにいじられていたのは、ともかく。
「今年の入学願書の量、凄かったですもんね……」
「うんうん！ “問題児クラスの活躍を見て〜、”ってやつね！！」
「仕分けが大変だった……」
山積みのダンボールいっぱいの願書が、マルバスでも見上げるくらいにあった。
ちなみにモネは、音楽の授業があるからと、仕分けは逃げた。
それと、『“問題児”ではなく“
「…………でも、」
「ちょっと……調子こいてますよね…………」
「………………確かに、こいてはいるな」
「写真頼まれて、ポーズとってる」
「…………それで、あのＰＶの出来ですか」
通りで、やたらキラキラしていると思った。私から見れば、ポーズはダサいけど。
「これは噂だが、」
「イルマ君には、彼女が１０人くらいいるらしい」
「なっ、なんだってッッ！！！」
「有罪だろそれはッッ！！！！！！」
……祖父に似たのでしょう？
顔が似ていない分、性格が。
多分イルマ君は、いわゆる隠し子なのかと、自己解決してきたのだけれど。余程、理事長とは違う方の血筋が濃い、と。
「クロケルには、下僕が６０人くらいいると聞いたぞ！！」
「アスモデウスは、また教室を燃やしたらしい！！」
「アンドロが獰猛な魔獣を使役して、金を巻き上げている、というのは本当なのか？！」
「それは嘘かと思いますが、先日は再び、準備室に侵入しましたね」
【六色のピアノ】の効果が、未だにアザゼルさんに無い今、盗んだところで、高値では売り飛ばせねぇよバカ。
「諸君ッッ、」
「これは由々しき問題だ！！！！！！」
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作者名：Sela | 作成日時：2023年3月19日 10時
