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SOS、だけじゃない ページ32

「さぁ諸君、準備は良いか!!」


「我々は、心臓(ハート)の匂いを嗅ぎ分け、彷徨い捜す、血に飢えた、怪魔(ピカレスク)



「どこに隠れようとも、爪で牙で!! 引き摺り出して喰らうのみ!!!!」



健食(・・)を祈る! それでは、」






「解散ッッ!!!!!!」



















さて、開始16分現在、3チームがリタイア……。

チームプルソンは、あの時、アトリ先生が多少遠慮していれば、生存チーム最有力候補だったでしょうね。

試験が終わったら、ダリ統括に何を言われるか、、見物ね。

それとも、叱る役はカルエゴ先生かしら。

どちらにしても、見応えは十分。
ヤジ飛ばしてあげよう。先輩だから、私。


「いや〜なかなかハイペース! ちょっと厳しすぎですかね〜〜、」




「ボス」




「いえ、まだまだ、ぬるいですね」


うわ。陰湿。


「……そろそろ、時間ですか」

「そうだね! スタンバイ宜しく! モネ先生」

「はい」






「ボスもさ、結構考えますよねー!」

「何をですか」

「だってそうでしょう? 普通は理事長だけで十分なのに、わざわざそこに、モネ先生を加えるなんて!」

「……彼女は、奴らの実技を担当したことが無い。故に、切り札となる、家系能力も知られていないので。使えると思ったまでです」

「……ふーん?」








『ピンポンパンポーンッッ!!!!』

『皆様! 試験本部から、緊急のご連絡です!!』

『まずはこちらの映像をご覧ください!』



『問題児13の諸君! 任務ご苦労! すまないがここで、緊急事態発生だ』


『先程我が調査団が、バビルース・キョーシのアジトへ侵入した際、重大な事実が判明した!!!』



『なんと! キョーシたちは集めた心臓で、超強力な、2体(・・)のキョーシ復活を企てていたのだ!!』


『そう! その名も、、っ』







『一人目、大悪魔サリバーン! バビルース・キョーシの親玉にして、最強の(キョーシ)!!』



『そして二人目、』








『悪魔、モーネ!!!』

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作者名:Sela | 作成日時:2023年3月19日 10時

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