243話 ページ48
じわじわと迫る龍の鱗
唖然としている綱海の足元からボールが呑み込まれる
｢奪うことは出来ますか？｣
｢やってやるさｯ!｣
｢あったまきたｯ!!こんな壁、ぶち破ってやる!!｣
走りながらも正確なパス回し
決して中に閉じ込めた2人に誤ってボールが渡らないよう精密なコントロール
｢うぉぉおおお!!｣
｢ゔおあｯ!!｣
冷静を失った2人がボール目掛け龍の身体に飛び込む
と同時に消える龍
行き場をなくした勢いは自分の仲間の脚をスパイクで傷付け、倒れる
｢しかしこの悲劇は、2人が自ら招いたもの｣
脚を押さえ悶える2人に皆が駆け寄る
｢徹底したプレッシングによって相手の動きを封じ、恐怖によって精神を支配する｣
｢精神を支配するだと?｣
｢現に貴方も混乱している｣
これこそが我らファイアドラゴンの必殺タクティクス、パーフェクトゾーンプレス!!
｢木暮、虎丸、交代だ｣
｢交代、ですか｣
私はまだまだベンチで席を温めないといけないらしい
無理に試合に出ても今後の世界へは行けない
｢ライトニングアクセルｯ!!｣
電光石火の如く駆け抜けまず1人
向かう敵選手を目の前にバックパスで土方へ繋ぐ
｢パーフェクトゾーンプレスｯ!｣
ターゲットは土方と飛鷹
｢近くで見るとおっかないよこれ…｣
動けない2人に迫る龍の身体
吐き出されたボールをガゼルこと涼野風介が受け止め、ゴールへフォーメーションを変えながら走る
｢ザ・ウォール!!｣
｢ならく落とし!｣
そり立つ壁の前でかかと落とし
バウンドした力で壁山を突破したチェ・チャンスウは鬼道にクリアされる前に南雲にパス
｢アトミックフレアｯ!!｣
太陽の力が立向居くんに降りかかる
｢ムゲン･ザ･ハンドG5ｯ!!｣
幾多の神の手も灼熱に焼かれ落ちていけばゴールネットは呆気なく揺らいだ
同点だ
｢そろそろ練習の成果を見せてくれないか｣
泥まみれになったフィールドを思い出す
あの時は技に頼らずともボールは繋がった
きっとそれを応用したら
｢パーフェクトゾーンプレスｯ!｣
｢ここは泥のフィールドだ。さぁ、奪ってみろ!!｣
打ち上げたボールを持ち前の脚力で飛ぶ南雲よりも早く意味を理解した風丸が追いつく
｢泥のフィールドって、こういうことですか!!｣
｢旋風陣ｯ!｣
虎丸くんがテンポよく送り出したボールは木暮の回転を活かした旋風陣によってより遠くへ送り出される
｢ゲームメイカーの対決か〜｣
かっこいい〜!!
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染岡さんの愉快な仲間たち(プロフ) - 調味料さん» ごめんなさい、勘違いだったらごめんなさい。210話の事件から地面になってます (2020年7月5日 12時) (
レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - ありがとうございます!主ちゃんの実力はこういった努力の賜物が多いですね。これからも頑張ります! (2020年4月1日 16時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 続編おめでとうございます！お話がとっても好きで何時も見させてもらっています！これからも体調などに気を付けて自分のペースで更新頑張ってください！応援してます！…冬花ちゃんに惚けたり通学中に頑張ったりするとか主ちゃん可愛いかよ() (2020年3月31日 22時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2020年3月30日 0時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 続編おめでとうございます！エイリア学園編おもしろかったです！FFI編も楽しみにしています！これからも更新頑張って下さい！ (2020年3月28日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2020年3月28日 18時
