272話 ページ29
世界には、こんなスゲェ奴がいる、こんなヤツらと試合ができるって知って、ずっとワクワクしてたんだ！
｢俺はみんなと、世界の舞台で戦いたい！そのために、｣
「力になりたいんだ」
彼特有の前向きな明るさに反発していたイタリアの人達も真剣な顔で耳を傾ける
｢ライバル、か…｣
「わかった、お前を信じよう」
沈黙の後、国の名誉を護ってきた頼もしく大きな手が差し出された
｢俺はイタリア代表のGKのグラージだ。イタリアのゴールは任せたぞ！｣
｢俺は円堂守！任せてくれ！｣
＊
｢逃げなかったな｣
｢約束です。俺達が勝てば、イタリア代表の座は返してもらいます｣
次の日、私たちの前に現れたKが一瞥し、背中を向ける
｢無論、だがそいつらは？｣
その疑問の声はイタリア代表に紛れてその場に同行している私たちに向かっている
｢日本代表、イナズマジャパンのメンバーです｣
｢負傷したメンバーに変わって、彼らが出てくれると言っています。｣
｢フ…帰ってきたな鬼道｣
私の作品よ
ゆっくりと向き直るミスターK、いや、影山零治はサングラス越しにニタリと気味の悪い笑みを浮かべる
ザワつく正規のイタリアメンバー、今までの恨み辛みを顕にする鬼道ら。そんな時、ジャリという音とが聞こえてきた
｢総帥はK、ミスターKだ｣
少し形状の違う赤いマント、対になる赤いゴーグル
｢紹介しよう、我がチームの司令塔、デモーニオ=ストラーダだ｣
多少違うところはあれど、あまりのそっくりさんぶりに双子を疑う。兄妹は春奈ちゃんだけらしいけど、それでも見事な鬼道みを感じる。影山零治は潜水艦爆破のあと、第2の鬼道を作ったってことか
｢あの、試合、頑張ってくれ…ｯ｣
｢？、あぁ！ありがと〜｣
よく分からないほど緊張しながら話しかけてくれたイタリア代表の人の声に一瞬びっくりしたけど、その声にハイタッチをして返す。
｢俺、もう死んでもいい気がしてきた｣
｢まだ死ぬにははやいだろ｣
コイントスでミスターKチームの先行になった。助っ人参加とはいえ、私は普段と同じDFのポジションにいる。いつも通りで構わないと言われたが、まぁ様子を見て私も攻める方に転移していこうかなって
｢よーし、頑張ろ〜｣
自分のやる気スイッチを押して、試合開始のホイッスルが鳴った
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調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (
レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください！続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2021年1月2日 11時
