247話 ページ2
怒りのまま蹴飛ばしたボールは前線を走る風丸に繋がり、ベストポジションに位置したあきおではなく遠くにいたヒロトへ繋がる
ﾝ??
｢豪炎寺君！虎丸くん!｣
｢豪炎寺さん!今度こそアレを決めましょう!｣
シュート体勢に2人は未完成の連携技を放つ
｢タイガーｯ!｣
｢ストームｯ!｣
炎の虎は死んでしまい上空へ逸れてしまう
｢豪炎寺さん、前よりもタイミングがズレていますよ…本当にどうしたんです！｣
｢…すまない｣
秘密は教えてくれない
｢ちょっと、ここまで来て自分の好みで選ぶつもり？｣
｢選んでないだろ｣
｢なら、ヒロトにパスした時に取られるリスクを考えて、近くのあきおに繋げてもらうほうが得策だった｣
｢あいつはチームを乱すだろ!｣
｢選手交代!立向居勇気に代わって、円堂守!｣
｢キャプテン!｣
｢円堂くん!｣
｢皆、勝ちたくないのか？｣
｢勝ちたいさ!俺たちは勝ちたいからここにいる!けど…だけど…｣
｢よく見るんだ。不動の言葉じゃなく、不動のプレイを!あいつは自分だけじゃない、お前達を活かしたプレイをしようとしている!｣
｢あいつは誰にも届かないパスを出てきた、あれは嫌がらせだ!｣
何も分かっていない、決めつける言葉に睨みつけると肩を軽く叩かれた。木暮と交代した鬼道だった
｢ボールは嘘をつかない!パスを受けてみれば全てわかる!Aも言ってたじゃないか!｣
｢届かなかったら、その分追いつけばいい!｣
｢｢…｣｣
名前が挙がった瞬間全員がこちらを見たが、そっぽを向いていたら突如、膝に衝撃が走り呆気なく地面に崩れ落ちた。犯人は鬼道だった。
｢あっ｣
あきおがボールを持てば今度は3人のDFが来るも流れる動作で風丸にパスを送ったものの、すれ違うばかりで通らない
今度は4人、対して私は3人
｢うおぉ!｣
鬼道に向けたパスはあと少しで追いつかない
｢鬼道!｣
｢届いたっす?!｣
所を意地と気合いで走り、今試合私以外で初めてのパスが通った
｢こっち!｣
3人を有り余る体力でゴリ押し、なんとか振り切り奪われる前にパスを貰う
｢すごいっす！よくあんなパスに追いついたっす!｣
｢もっと強く早いパスで構わない!｣
｢じゃあ、どうぞｯ!!｣
私とあきおに叫んだ声に応え、あきおよりもキツく蹴る
1人
あきおと私、鬼道のパス回しで抜き、ノーマルシュートを放つも飛びつきで弾かれてしまう
鬼道も、あきおも、私も肩で息をしている
場の雰囲気が変わった瞬間だ
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調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (
レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください！続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2021年1月2日 11時
