最低男との出会い10 ページ10
その次の週末、
『初めまして、Aでーす。
映画会社に勤めてます。よろしくお願いします』
ゆっちゃんに説得されて本当に来た合コン。
あんまり信用してなかったけど
結構当たりかも！！！
相手は結構いいとこの会社に勤めてる人達だし
顔だってそこそこイけてる。
特に！！斜め向かいの人！！！
『ゆっちゃんどの人？』
「私はAの前の人！」
『きた！！私ゆっちゃんの前の人！席交換ね？』
「今回まじ当たり！！絶対逃さない！」
トイレで作戦会議して、席に戻ろうと
歩いていると
『ゲッ……』
前から歩いてきたのはあの最低男。
「あ。」
なんであいつがここにいるの…泣
「ちょっとA！この人って…」
『…どうも。行こ、ゆっちゃん』
ゆっちゃんの手を引いて、
最低男の横を通り抜けようとした。
「必死ですね。」
通り過がりに聞こえた言葉に立ち止まる。
『はっ？』
「おばさん2人が張り切って合コンですか。」
『そうよ！悪い？』
「A何コイツ…」
ゆっちゃんも最低男の発言に怒りで震えてる。
「まあ、せいぜい頑張って下さい」
フンっと鼻で笑った最低男。
「Aちゃんたち、どうかした？」
振り向くと私が狙っていた男性がいて、
「ちょうど良かった。
2人から同時に狙われて困ってるんです。
しつこくて…」
最低男がそんなことを言い出した。
『はぁ？』
「ちょっとあんた何言ってんの？」
『あんたみたいな最低クソ野郎のこと
狙う訳ないでしょ、バッカじゃないの？』
「人気モデルだかなんだか知らないけど
みんながあんたのこと好きかと思ったら
大間違いなんだからね！」
最低男につっかかってるうちに
私が狙っていた男性は姿を消していて、
席に戻った時には他の女の子たちと
仲良くしていた…。
.
『はぁ……』
「32回目、ため息。何だよ今日は」
『聞く？聞きたい？』
「いや、辞めとくわ。じゃ俺あがるから。
お疲れ様でーす」
無駄に爽やかな笑顔で帰って行った同期のシゲ。
昨日の合コンはせっかくいい出会いだったのに
失敗に終わってしまった。
それもこれも全部アイツのせいだ。むかつく。
今度こそもう会うことはないであろう
むかつく最低男の画像を携帯で検索して
スマートフォンの画面を殴ってやった。
『いでっ！！！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1307人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん(プロフ) - ほーぉ(o^^o)おデート(o^^o) (2017年10月11日 21時) (
レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - お豆腐のお鍋作ってくれたアルバイトしてた子ってちゃんみん？早く読みたい〜 (2017年9月28日 8時) (レス) id: f487d5f463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆたこ(プロフ) - 最後読んでムフムフしてます(*´艸｀)続き楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月27日 14時) (レス) id: 894268d632 (このIDを非表示/違反報告)
Mika(プロフ) - いつも楽しみにしてます。Twitterも申請させていただきました。よろしくお願いします(*^^*) (2017年9月26日 16時) (レス) id: c8c63ee546 (このIDを非表示/違反報告)
たり(プロフ) - はじめまして^ ^みゅうみゅうさんの書くチャンミン大好きです。twitterも申請させていただきました。よろしくお願いします。続き楽しみにしてます！ (2017年9月26日 7時) (レス) id: d010d06332 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅうみゅう
| 作成日時：2017年6月24日 10時
