49 ページ3
全てを話した私を母は優しく抱きしめてくれた。
母｢A、あんたが別の世界で生きていたとしても、またその時と姿が一緒だとしても.......あんたは私の大切な娘だ。｣
貴｢お母さん.......｣
母｢それに、禰豆子だっけ？可愛いじゃなか、Aと似て｣
禰｢ｳｰ！！｣
可愛いと言われたのが嬉しかったのだろうか、禰豆子が私の上でぴょんぴょんと跳ねながら喜ぶ
しかし私はふと思った
USJにいた時は直ぐに禰豆子としのぶは消えた。だけど今回は私の部屋中に咲き誇る彼岸花は全く消える気配がない。いや消そうとしても全く消えない。
それと禰豆子の腕にある彼岸花の痣らしきものが気になった
憶測だが、このあざが消えた時に禰豆子は元の場所に帰るのだろう.......そう思った。
まぁ今はとりあえず聞きそびれた状況を把握したい
貴｢お母さん.......、その、、、｣
母｢あ？あぁ.......その事なら大丈夫さ。怪我人は相澤とAのみ。あとは全員無事だってさ。それにあんたは3日間目を覚ましてないからね。｣
貴｢..............は？｣
禰｢ゥ.......?｣
私が首を傾げると禰豆子も一緒に首を傾げる
そんな私達を見て、父が発狂してたのは言うまでもない。そして母にぶん殴られるのも。
母｢オールマイトがボロボロのAを連れて帰った時、思わずオールマイトぶん殴っちまったよ、｣
貴｢.......え？｣
母｢�爐垢澆泙擦�.......私の弟子をこんな目に.......�瓩箸�言って土下座してきたから許したが、｣
貴｢弟子じゃないから｣
オールマイト.......まだ言ってるの。
ってか、オールマイト殴れるなんて流石私の母。
伊達にエンデヴァーと競いあってることだけはあるわね
母｢そんな事よりもう寝な。禰豆子も。｣
貴｢う、うん。禰豆子、寝るよ。｣
禰｢ゥ！｣
私がそう言うとゴソゴソと私の布団の中に潜り込み、ぎゅっと抱きついて寝息を立て始めた
私は眠る禰豆子の頭を撫でた
……懐かしい
昔、母さんも父さんも生きていて
家族みんなで暮らしていた時の頃
今のように私の服の裾をぎゅっと握って眠っていた
私がどこかに行ってしまうと大泣きしてしまう……だからどこにも行かないようにとずっと握って眠っていた
貴「……ごめんね、禰豆子…お前は一生懸命家族を守ろうとしてくれたんだね……あの時、助けに行けなくてごめんね」
私が思い出すのは…あの日の事
家族がみんな殺され、禰豆子は鬼となったあの日
私は禰豆子を抱きしめた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イナビカリ(プロフ) - ヨッシー2号さん» コメントありがとうございます！癒しになれたら嬉しいです！これからもどんどん可愛い禰豆子達で癒していきますよ〜！ (2020年3月2日 13時) (
レス) id: a2f1cd4ffb (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー2号 - あ”ぁ”ぁぁぁぁぁ勉強で折れた心が癒されるッ………！ (2020年3月1日 16時) (レス) id: 068bdbacd4 (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - 水月鏡像さん» はい！禰豆子は天使なので！まじで可愛いですよね!?コメントありがとうございます！ (2020年1月6日 23時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - 莉華さん» ですよね!?あの無自覚の天然さがとても好きです！コメントありがとうございます！ (2020年1月6日 23時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
水月鏡像(プロフ) - はぁ〜禰豆子やっぱりかわいい！ (2020年1月6日 22時) (レス) id: e9ae4c526b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：辺銀ヽ(･ω･`*) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2019年10月21日 0時
