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本を読みたいと思ってる人へ ページ32

「…!そうです、エーミールさん!思いつきました!本の廃棄を少なくする方法!」


私の急な大声に、書庫はキィィンと反響した。

エーミールさんも思わず驚いたようで苦笑いをうかべている。


「A、さん…落ち着いてください…」

「す、すみません…つい」


姫とあろうものが、大声を出しちゃいけない。その掟を忘れていた。完全に今、姫という立場を忘れてしまっていたような気がした。


「その案はお部屋にてお聞きしてもよろしいですか?」

「はい、大丈夫です」

「では行きましょうか」


私とエーミールさんは広い書庫を後にし、じわっと寒い地下室の廊下を抜け、地上へと戻った。



本が捨てられる理由、それは自分に合わずつまらなかったから。でもこの本を読みたいと思ってる人がいるかもしれない…。


でもこれなら…きっと…!!

【ばざあ】→←孤独少女



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莉萠 - はぇー尊いですわぁ…(遺言) (2020年3月13日 21時) (レス) id: 25d831dc40 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 尊すぎてもう…語彙力が…消えた (2020年3月11日 14時) (レス) id: f290e267c1 (このIDを非表示/違反報告)
颯真(プロフ) - 尊い、、、尊すぎる、、、 (2020年2月23日 5時) (レス) id: 94ac8c4fca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美蘭 | 作成日時:2020年2月20日 15時

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