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第3話 ページ6

「どうした」


「えっ?あ、いえ…えっとありがとうございました…助けていただいて」


「いや、近くにいたからやった事だ、当然だろ」


「あんた…さっきの魔法…」

「あれを魔法って呼べると思うか?
あんなのただの手品にすぎねぇ
錬金術さ、他の物質を他のものに変える」


「錬金術…あの…」

「ん?」

「もしかして…A・ジャッハル?」


「お前なんで俺の名前を…」


「覚えてない?私ウェンディ・マーベル…
ケットシェルターの…」

「ケットシェルター…ウェンディ………!
お前ウェンディか!?」


「うん!」


「久しぶりだな!元気だったか!」


「もちろん元気だよ!」


「誰なの!?」


「シャルル、この人がさっき話した人。
A・ジャッハル
大人っぽいけど13歳だよ」


「なんなんだこの猫喋ってんぞ」


「私もよくわからないんだけど
シャルルっていうの、卵からかえったんだよ」


「猫なのに卵から生まれたのか、わからねえ事だらけだな」


「うん!」


「(この子ったら……オスに会ってからいつもより元気になって…)」


シャルルは心の中でそう思った
それとはまた別に『もしかしたら』と一つだけ思ったことがあった。


「そうだ、今度いつ村に帰ってくるの?」

「……いや…まだ帰れそうにないんだ…」

「え…」

「もう少しだけ待ってくれ、用事が終わったらギルドにすぐ帰る」

「…またすぐに会える?」

「あぁ、すぐだ。1年もかからない」

「分かった…ケット・シェルターで待ってる…」

「良い子にしてろよ。シャルルとか言ったか、こいつをよろしく頼むな」

「ふっ…当然じゃないの」


シャルルの言葉を聞いて笑顔を見せるA


「それじゃあな」

「うん!」



Aと別れて2ヶ月が経った頃……



「マスター」

「ん…A!?」

「よぉ久しぶりだな、なんだまた老けたか」

「老けとらんわ!まだ全然元気じゃ!」

「ははは、そうかそれは良かった」

「それにしても…主が帰ってくるのは何年ぶりかの…」

「ザッと5年近くだな」

「もうそんなに経つか…そうじゃ、ウェンディがお主に会いたいと騒いどったわ」

「お、そうだそうだ、ウェンディ何処にいる?」

「この建物の隣の家じゃ」

「了解」


Aはこの建物を出てウェンディが入る建物にノックをした


「はーい」

中から声が聞こえ、ドアが開いた
そしてウェンディが上を見上げ



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御子柴琥珀(プロフ) - 鬼龍さん» 了解しました! ですが、更新が遅れてしまう可能性がありますのでしばらくお待ちください。 (2015年11月22日 10時) (レス) id: 4f085607ba (このIDを非表示/違反報告)
鬼龍 - はじめまして!!このお話大好きです☆リクです!グレイと甘々で、実はみんなに見られてたっていうのを!なんかマニアックですが、、、お願いします!!更新頑張って下さいね♪ (2015年11月22日 1時) (携帯から) (レス) id: 760e5be9ef (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - 銀の妖精さん» まぁありがとうございます。頑張ります! (2015年8月10日 22時) (レス) id: 4f085607ba (このIDを非表示/違反報告)
銀の妖精(プロフ) - 初コメ失礼します。本編からずっと見てます!この作品本当に大好きです!!!!なのでお気に入り100人突破(正確には130人?)、自分のことのように嬉しかったです笑 更新頑張ってくださいね♪応援しています!!! (2015年8月10日 18時) (レス) id: 87a172a744 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御子柴琥珀 | 作者ホームページ:http://kohaku mikosiba 0423  
作成日時:2015年8月10日 17時

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