146「おらの家に招待すっぞ！」 ページ5
明らかに人類の脚力は、恐竜より劣っていると思う。むしろ勝てるはずがないと思う。
なのに今、走って逃げてる。恐竜から。
絶対捕まる、そして食べられる！
だって見た目がなんかすごい凶暴そうだもん！！
A「な、な、なんでっ。足元よく見なかったのワンダバっ」
ﾜﾝﾀﾞﾊﾞ「そんな事を言っている場合ではなああい！」
そして一番逃げ足が速いのがワンダバってどういうこと！みんなサッカー部なのに！！
信助「あ、」
天馬「信助！」
一番うしろを走っていた信助くんが、転んだ。慌てて足を止めるけど、この距離からじゃどうにもできない。ていうか恐竜には歯向かえない。
天馬くんが駆け寄るのが見えた。と同時に、恐竜が動きを止めた。
まるで二人を品定めするような獣の目が、炯炯と光る。二人が食べられちゃうよ……！
「がおー！！」
ヒヤヒヤして見守るあたしたちを、何かが飛び越えた。それは直後には、大きな恐竜に体当たりして、二人を守るように立ちはだかる。
小さい恐竜みたい。……なんか人乗ってるけど。
「がおおー！！」
再び聞こえた声。その声の主が恐竜に乗る人影だと、すぐに分かった。
A「恐竜時代に人間がいる……」
ﾜﾝﾀﾞﾊﾞ「お前は何者だ！」
恐竜が去って、ストンと地面に降り立った人影がこちらを振り向く。あたしたちと背丈が変わらない、色黒の男の子だった。
ﾄｰﾌﾞ「おらトーブって言うんだ。文句あっか？」
しかもあたしたちと同じ言葉を話してる。
ﾄｰﾌﾞ「お前ら、おらと似てるぞ！おらと似てるやつ初めて会ったぞー！」
しかもなんかめっちゃテンション高い。なんだろうこの子。人類？人類でいいんだよね？
ﾄｰﾌﾞ「お前ら、おらの家に招待すっぞ！」
ウホウホダンス(あたし命名)をしながら、トーブくん？がそう言うので、彼の家に行くことになった。
ていうか天馬くん名前間違えられてる。
ドンマイ。
.
トーブと名乗った彼の家は、さっきの場所からかなり遠いところにあるらしい。
その証拠に、僕たちは走っても走ってもその場所につきはしなかった。みんなの息は切れ、トーブの速度にもなかなかついていけない。
ﾄｰﾌﾞ「こっちだぞー！」
A「ぎゃあっ、ここ高い！」
Aを除いては。
ﾌｪｲ「Aの運動能力には舌を巻くよ」
神童「ああ。あんなにひょいひょいとトーブについていけるとは」
ﾌｪｲ「どこにあんな体力が……」
背はあんなに小さいのに……。
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haru(プロフ) - とても好きです。続きを楽しみにしてます！ (2018年12月14日 22時) (
レス) id: 50d52a8ffe (このIDを非表示/違反報告)
ぐれーとまっくすな手毬。(プロフ) - 柑橘系さん» コメントありがとうございます、返信遅くなりすみません……。ひええ、勿体無いお言葉です、ありがとうございます！！更新再開とはまだ断言できませんが、なるべく頑張りたいと思います。目指せ完結！！ (2018年3月9日 21時) (レス) id: 8cdc93238d (このIDを非表示/違反報告)
ぐれーとまっくすな手毬。(プロフ) - わたあめ☆さん» 返信遅くなりました！コメントありがとうございます。更新停止しておりましたが、とりあえず1話だけ更新ということで戻ってまいりました。とにかく完結させたいです、今後ともよろしくお願いいたします！ (2018年3月9日 21時) (レス) id: 8cdc93238d (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系 - 一番最初から読ませていただきました！！すごく面白いし夢主ちゃん可愛いしで最高です！これからもこの小説を楽しみに生きていきます！頑張ってください！！！ (2017年6月22日 21時) (レス) id: 04654b2bed (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ☆ - 更新停止したんですかぁ〜。すきだったのにぃ〜。それでも、また戻って来ることを信じてます。頑張って下さい。 (2017年6月1日 6時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐれーとまっくすな手毬。
| 作者ホームページ：＼(゜ロ＼)ココハドコ? (／ロ゜)／アタシハダアレ?
作成日時：2015年7月22日 13時
