memory43〜"目に焼きつける〜 ページ10
緑川が持つ目の能力…それは『目に焼きつける』という能力らしい。
てか、ホントに目の能力って何個存在すんだよ？
緑川「俺の『目に焼きつける』はね…簡単に言えば、見たものをずっと覚えていられる力なんだ」
ヒロト「…要するに、記憶能力って事？」
緑川「…んまあそうなるね〜」
どこか遠くを見つめ悲し気な顔をして…緑川は呟いた。
まるで…アタシたちの身に起ころうとしている厄災を、この時点で知っているかのように―――。
涼野「それで…何故緑川は私たちの能力について知っていた？」
ふと重くなっていた空気の中で涼野の問いが響いた。
確かに…緑川は涼野の力についても何か知っているようだったしな。
緑川「それは〜…俺の地道な調査のおかげ！でもね…分かるのと分からないのがある。例えば…Aちゃんのとかね？」
A「あ…？アタシの能力は知らないのか？」
急に名前を呼ばれ少しポカンとしつつも緑川に聞き返す。
すると緑川はアタシの言葉に頷いて、その先の言葉を紡ぎ始めた。
緑川「君とかの能力は今まで知られていなかった能力なんだよ。だから俺の調査では知る事が出来なかった。ただそれだけ…」
そう言う緑川の顔はやはりどこか悲し気で。何かを隠しているような気がした。
そんな会話をしながら歩き続けていると、ビルが立ち並んでいた都市から急に自然溢れる森へと入り込んでいた。
アタシたちの住み慣れた所を離れるって…一体緑川はどこに向かおうとしているんだ？
途端、メカクシ団のとある団員が口を開いた。
風丸「あ…この道…俺が住んでた家への道だ…」
それは風丸だった。突然発した言葉に新団員組は驚きの声を漏らす。
佐久間「え？風丸って…元々住んでいた家があるのか？」
風丸「ああ。だって…俺はヒロトに連れられて、アジトに住む事になったんだから」
霧野「ええッ！？そうなんですか団長！？」
風丸の言葉を聞いた新団員組の目が一気にヒロトに向かう。
そのヒロトはというと…アハハと笑っていた。爽やかな好青年風の笑みだった。
ヒロト「いや〜懐かしい〜！俺が風丸くんを連れ出したのは確か…五年前ぐらいかな？」
どうやら風丸が言っている事は事実らしく、ヒロトは懐かしそうに微笑んでいた。
おい、その話もっとkwsk！！
風丸「でも何で…俺の家なんかに？」
緑川「ああ、それはね…『目の能力の秘密がそこに隠されているから』だよ」
その瞬間…一瞬ぎろりと蛇のような視線を感じた。
？「…来たか」
memory44〜目の能力の真実を知りに〜→←memory42〜発覚する事実〜
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＊彩葉＊(プロフ) - 最終章についてですが、年が明けると同時に執筆開始していこうと思います〜！ (2021年12月25日 10時) (
レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
＊彩葉＊(プロフ) - ユッキーさん» いえいえ〜！喜んでもらえて良かったです！！ (2021年11月3日 22時) (レス) @page40 id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
ユッキー - 氷浦貴利名君が出てきただと…!?僕の押しキャラーー!ヽ(=´▽`=)ﾉありがとうございますm(_ _)m (2021年11月3日 17時) (レス) @page17 id: 81b38530d7 (このIDを非表示/違反報告)
＊彩葉＊(プロフ) - さくらもち。さん» ｱｯｱｯありがとうございます…!!!お待たせしてしまって申し訳ない…!!これから更新頑張ります〜!!! (2021年8月23日 1時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち。 - 復活おめでとうございますー！待ってました！！更新頑張って下さい！！応援しています！！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: be142694a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊彩葉＊ | 作成日時：2021年8月22日 17時
