要らない「力」 +作者から ページ9
〜きんときSide〜
ぶるっくがいなくなった後、数十秒の間俺たちは立ち尽くしていた。
意味のない沈黙が流れる。
なにか言わないと...
きん「なあシャケ、何で分かったんだ？」
するとシャケは悲しそうに言った。
シャ「当たり前だろ...わかっちゃうんだよ。」
その言葉の意味を理解するのは、もう少し後だった。
でもその時の俺はまだ何も知らなくて。
スマ「戻って...来ないな。」
その声は虚無に帰して、誰も答える奴はいない。
まあ、あんなことしちゃったらさ、顔合わせられないって言う気持ちはわかるけどさ...
戻って来いよ、ぶるっく...
きり「ぶるーく、どこ行っちゃったんだ…」
きりやんが呟く。
その時。
きん「忘れてた！」
スマ「なんだよ...」
突如叫ばれた俺の声に、皆びっくりしたのか目を見開いている。
でもこれは、非常事態だ。
きん「ぶるっく、一人にして置いたら捕まるぞ...！」
その一言で皆がはっとしたような表情になった。
シャ「探すぞ」
きり「じゃあシャケとスマイルはぶるっく探して。俺ときんときはNakamu診てるから...」
スマ「そうだNakamuもダメなんだった」
シャ「了解」
2人があわただしく支度をしてぶるっく探しに走って行ったあと、俺はNakamuの傍に座った。
きん「Nakamu…ごめんな…」
俺はNakamuの手を握ると、魔法で直したからと言っても少し焦げているいつものパンダパーカーを洗い始めた。
〜BroooockSide〜
僕の嗚咽と息切れの混じった息が、もう焼けていない森の中に響いて消える。
ごめん、みんな。
僕、またやっちゃった。
また、失敗しちゃった。
僕なんて。
やっぱり。
居ないほうが、良かったんだ。
僕なんかがいるせいで、また...
また傷つけてしまった。
嫌なんだよ。
もうこれ以上、僕は...
魔法なんか使いたくない。
使いたくなかったのに。
走って、ただ走って、誰もいない場所でいっそ一人だけで...
そして僕は、森を抜けた。
作者らっきーから。
2000hit！( ;∀;)
ありがとうございます！ムックも喜んでます！
今回は難しい話なのですが、皆さんついていけていますか(お前がわかりやすく作ればいいんだよ！)
えっと、見せ場の順番なのですが、
Broooock→シャークん→ズッ友→整地組
で作ろうと思ってます。
整地組推しの人すみません。少し待っていてくだしあ(((殴
それでは。
さよならっ！
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らっきー(プロフ) - ちょっと修正を入れました (2019年5月5日 5時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» 学級閉鎖おめでとう( ;∀;) (2019年1月30日 4時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - 元気じゃない！弟の方がなぜか元気だよ！咳がヤバい、喉痛い (2019年1月23日 14時) (レス) id: 0c8dec5eed (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» うん…知ってた…。ってか元気だね (2019年1月23日 3時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - らっきーさん！お知らせだ！私インフルA(多分弟のせい)psメモは友達に言うから友達に渡してくれ (2019年1月22日 16時) (レス) id: fb1e724205 (このIDを非表示/違反報告)
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