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真実の結論 ページ41

〜NakamuSide〜

きん「覚えてる?いや、覚えてないか。あの日のこと...レオ?」

きんときは顔を上げると、少し寂しそうに、儚げに、俺の名前を呼んだ。

なか「なんで…?何できんときが、俺の本当の名前を知ってるの?」

俺の本当の名前を知っているのは、もういなくなった両親しか知らないはずなのに。

いや、もう一人。

俺の...友達。

昔の、友達...

青の、宝石…。






『フレッド!』

『大丈夫だよ、俺は紋章持ちだぞ?この程度の魔法...うわっ!』

崩れる魔法。消えていくフレッド...いや。

きんときの身体。

『レオ、お前は逃げろ!』

『でも...』

『いいから...これ多分魔力崩壊だ。』

『フレッドは置いてけない!』

『レオ...。ごめんなっ!』

フレッドの腕がこちらに突き出された。

『何を...!?』

俺が見たのはここまで。

気付いたら、森の中に居た。

なか『あれ...?俺...』

何もかも、忘れて。

全てを思い出した俺の意識は、今に戻される。

なか「きんとき...全部、思い出したよ...君は...」

きん「そっか...やっと魔法が解けたんだ。やっとだよ。間に合って、良かった...」

なか「間に合う?何のこと、言ってるの...?」

次の瞬間、俺は驚いた。

きんときが、泣いてる。

今まで絶対に涙を見せなかったきんときが。

今にも大声で喚きそうなぐらいの涙を溜めている。

なか「きんとき?!...どうしたんだよ?!」

きん「ごめん...Nakamu...俺...」

「もうすぐ消える」

この言葉を、信じたくはなかった。

なか「何で!?やっと二人の記憶が、やっとレオとフレッドで、あの日のままで居られる時が来ると思ったのに...」

きん「ごめん...こんなことになる前に、はっきり言えばよかったんだ...俺は臆病なんだって、本当は強がりなんだって。自分に扱いきれない魔法を使って、勝手に壊れた愚か者なんだって...」

なか「そんなこと…」

きん「でも、本当のことを言ったら...Nakamuが、Nakamuがもう笑わなくなる気がして。レオの笑顔を、ずっと見れなくなる。そんな気がしたんだよ...でも間違いだった。何時か消えるのは分かってたのに。こうなることぐらい...簡単に予測できたのにっ!うっ…うわああああっ!」

きんときの声が段々上ずっていく。

耐えきれずに叫んだ親友を、俺は見てられなかったんだよ。

俺も耐え切れずに泣きながら、彼の身体を抱きしめた。

お願い、神様。

この時間が、少しでも続いてくれますように。

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らっきー(プロフ) - ちょっと修正を入れました (2019年5月5日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» 学級閉鎖おめでとう( ;∀;) (2019年1月30日 4時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - 元気じゃない!弟の方がなぜか元気だよ!咳がヤバい、喉痛い (2019年1月23日 14時) (レス) id: 0c8dec5eed (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» うん…知ってた…。ってか元気だね (2019年1月23日 3時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - らっきーさん!お知らせだ!私インフルA(多分弟のせい)psメモは友達に言うから友達に渡してくれ (2019年1月22日 16時) (レス) id: fb1e724205 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らっきー | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年11月26日 15時

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