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不思議なこと ページ36

〜シャークんSide〜

ぶる「疲れた…」

なか「頑張れぶるっく、後ちょっとだから…」

そう言うNakamuの息も上がっている。

俺が視た限りではこの上に安全な湖があって、休めるところが在るはずだ。

でも俺は今...

シャ「はぁ、はぁ...」

実は体調が凄く悪いです、はい。

水場まであと1.5kmちょいだけど、持つかどうか...

ぶる「どれぐらい進んだ?」

スマ「今多分やっと3kmぐらい」

ぶる「え後1kmあんの?」

きり「えマジで?」

皆も心が折れかけてる、でもここで折れるわけにはいかない...

きんときは凄い、ここまで険しい道を辿ってきたのに弱音一つ言わずに、ただ一点だけを見つめている。

シャ「きんときすげえな、なんでそんなに…」

その理由を聞こうとした、その時だった。

突然、俺の視界が歪んだ。

シャ「うあ…」

俺は察した。

やばい...でも何だかんだ言ってあいつ等に迷惑をかけるわけには...

でも、俺の身体は言うことを聞いてくれなかった。

途端、足元がぐらりと揺れる。

きん「シャケっ!?」

ごめん、皆…

結局根性ないんだな、俺って...

そのまま意識は闇の中に消えた。

〜きりやんSide〜

突然だった。

シャークんが、小さな悲鳴を上げて倒れた。

きん「シャケっ!」

直ぐに皆が駆け寄る。

倒れた彼の顔は青ざめていて、身体は汗でびっしょりだった。

きり「どうしたんだよ急に...」

まさか一番体力に余裕があるはずのシャケが一番最初に倒れるなんて考えていなかったから。

でもそれは甘えだった。

ぶる「シャークん…」

ぶるーくが肩を揺するが、彼は目を開けない。

なか「「ケアル」」

Nakamuはシャークんの上に手をのせ言った、途端その手の下から水色の光が溢れ出る。

なか「熱中症だわ、早く休ませないとまずい、急ぐぞ!」

するとNakamuは自分もかなりの汗をかいているにも関わらずシャケを担いで山道を登り始めた。

ぶる「間に合う?」

なか「間に合わなくても、行くしかない...」

Nakamu優しいな、と思った、次の瞬間。

俺の隣にいたきんときが、青い光に包まれているのを見た。

次の瞬間、世界が変わった。

バシュン

不思議な音がして、俺らは気づけば、水場に着いていた。

なか「あれっ!?」

ぶる「着いたやん、やったねっ!」

きり「え...今…きん「着いた〜」

俺の疑問もきんときの言葉に掻き消された。

なか「…?まあいいや、シャケ運び込むから手伝って!」

このときはただ不思議に思った、それだけだった。

秘密→←旅の行方と青色の隠し事



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らっきー(プロフ) - ちょっと修正を入れました (2019年5月5日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» 学級閉鎖おめでとう( ;∀;) (2019年1月30日 4時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - 元気じゃない!弟の方がなぜか元気だよ!咳がヤバい、喉痛い (2019年1月23日 14時) (レス) id: 0c8dec5eed (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» うん…知ってた…。ってか元気だね (2019年1月23日 3時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - らっきーさん!お知らせだ!私インフルA(多分弟のせい)psメモは友達に言うから友達に渡してくれ (2019年1月22日 16時) (レス) id: fb1e724205 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らっきー | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年11月26日 15時

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