【名探偵コナン】転生したら女で、しかも零の妹だった件について

じゅう７話 ページ17

『お兄ちゃん。もういい加減にして！』


零「ダメだ！そんな服絶対着るの禁止！」


『そんな服ってただのワンピースじゃん！』


零「ただの？どこが？？そんな短い丈ダメに決まってるだろ！」


『膝下まであるじゃん！これの何がダメなの！』


零「ダメ！」


『お兄ちゃんのわからず屋！』


零「おいこら！そんな言葉どこで習ってきた？！」


『うるさいですー！』




この口うるさいのは俺の兄だ。
兄は中学を卒業式高校へと入学した。
かく言う俺も小学生になって、蘭と園子、そして新一も同じクラスになった
そしてあのいじめっ子も同じクラスだ。

まぁ今だたまにだけどちょっかいを出してくるけど
最近は新一が守ってくれるし、ほんとナイト様みたいでかっこいいって思ったのは秘密だ。
俺のガチ恋推しは諸伏景光であって、工藤新一では無い！
絶対に違う…！！




「零、景光くんきたわよ〜」


零「今行くー！A、さっきの話の続きだけど…って戻ってこい！」


『べーーｯ！』


零「こらA！」




零から逃げる形で階段を駆け下りる
零のシスコンぶりも成長していくにつれてどんどん激しくなっているような気がする。
いや、気じゃないな、確実だわ




『っあー！ひろくんおはよー！！』


景「っわ！っとと、おはようAちゃん」




玄関先に居たひろに勢いよく飛びつく。
驚きながらもきちんと受け止めてくれるの大好きだ！！




『ひろくん今日もカッコイイね！Aひろくん大好き！』


景「っふふ、ありがとう。Aちゃん」


『Aは将来絶対ひろくんと結婚するー！』


景「んっ、ん〜……またお兄ちゃんが怒るよー？」


『いいもん！Aひろくん大好きだもん！ひろくんA本気だからね！』


「あらあら」




困ったように笑顔を向けるひろの頬に手を置きジッと目を見つめる
でもやっぱり子供が冗談を言っているように見えるのか、軽く聞き流された。




零「Aー、着替えてきなさい！」


『やだ！！ひろくんA服変？可愛くない？？お兄ちゃんがダメって……』


零「ひろ！」


景「そうだな〜………その服装可愛いくてAちゃんに似合ってるけど、今日はお外涼しいからオレはズボンの方がいいと思うな〜」


『………………ひろくんがそう言うならズボンにする…』


景「じゃあ着替えておいで」


『…………は〜い…』




推しがそういうのならそれに従うしか有りえませんな……
推しの言うこと絶対。

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