【名探偵コナン】転生したら女で、しかも零の妹だった件について

じゅう１話 ページ11

景「Aちゃん。今日はよろしくね」


『う、うん……！』




どうしよう、今日命日かもしれない。


どうも、降谷零の妹に転生したひろガチ恋勢の降谷Aです。
元苗字は、なんと嬉しい。あの赤井秀一と同じ赤井なんですねぇ。運命かな。って思ったよね。好き

じゃなくて、俺は今、ひろと2人っきりでデパートに来ている。
私服のひろがかっこよすぎて今にも倒れそう。
心臓が死ぬほどうるせぇ……


もうすぐ零の誕生日らしくそのプレゼントを選びたい。とひろが誘ってくれた。
公式では発表されていない零の誕生日。
知れた瞬間嬉しすぎて悶絶した




景「ん〜…何がいいかな………Aちゃんは零が何を好きかって知ってる？」


『ふぁっ…！あ、えっ、えと……えっと！』




緊張で上手く話せない。
だって画面越しで想い続けていたひろが今目の前にいて！俺と手を繋いで！2人っきりって心拍停止する程度だぞ！！？
今までは第三者がいたけど今日は2人っきりだぞ？！
こんなの、デ、デートといっても過言じゃないじゃんか……！




景「やっぱり、僕と2人じゃ嫌だったかな…？」


『っ！や、やじゃない！Aひーくん大好きだもん！！ひーくんとふたりすっごく嬉しいよ！！』


景「そう？なら良かった」




ニコッと笑みを向けてくるひろに顔面に熱が溜まっていくのが分かった。

あぁ、どうしよう……凄く好きだ…………。

ひろの仕草や言葉の一つ一つが俺の感情に突き刺さる
愛してやまないひろが、俺の傍にいて、俺に話しかけてくれている……そんな状況がまさに夢なんじゃないか。って思わされる




景「あっ。これとかどうかな。零好きだと思う？」


『これ、ひろの方が似合ってる……』


景「ん？」


『！にぃにはこっちの方がカッコイイ…！』


景「赤？」


『う、うん！！』




思わずポロリと漏れた言葉に急いで話を変えた。

赤は零の嫌いな色だけど、それは赤井さんを敵に見ているからで…
あっ、そっか………………このまま大きくなったらひろは組織に潜入捜査して自ら……




景「いいね、赤色。正義のヒーローの赤だ」


『…………せいぎのヒーロー…？』


景「うん。僕にとって零はヒーローだからさ、零にピッタリだと思わない？」


『……うん！にぃにに合うとおもう！』


景「それじゃあこれにしようかな。Aちゃんと僕からの零へ誕生日プレゼント」




赤色のチェック柄のハンカチを手に取り俺の方に向けた

正義のヒーローの赤…か………

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