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40話 - 対等な関係 ページ40

諸伏side





『スンッ……ズッ……ふっ…………ぅ……』

諸「A…大丈夫。まだゆっくりしても大丈夫だから。そのまま呼吸を続けて…」

『っ……ん"ッ…………スッ………ふ、ぅ……ハッ…………ぁ……』

諸「ん……」





Aを正面から抱きしめながら背中を摩る。
まだ呼吸が荒く濡れる肩などお構い無しに「大丈夫」と呼び掛ける。
徐々に落ち着きを取り戻し呼吸が整ってきたAの頬に両手を添えオレの方を向かせる。
涙に濡れ、目を真っ赤にしながら鼻を啜るA。





諸「(問題なし、か………)A、どうする。辞める?」





彼女に会っただけでこの有様だ。
もし、会話を交わして記憶を取り戻そうとしても負担が大きすぎる。
続けるか続けないかは、Aの気持ち次第だ





『ん"……続ッ、けたい………』

諸「……また、苦しい思いをするとしてもか」

『う"んッ…………ッ……私、は………皆と同じ所で、皆と対等がいいッ……
景が傍に居てくれたら……大丈夫…っ、だから……お願いッ、景』

諸「………分かった。でもこれだけは約束して欲しい。」

『…うんッ』

諸「無茶はだめだ。限界が来たらオレだけを感じる事。で、慣れてきたら向き合えばいいから…我慢する事だけじゃ正義じゃない」

『!…………分かった。』

諸「………よし!じゃあ行こうか。A」

『うん!ありがとう景』

諸「どういたしまして」

コ「あ!居た二人とも!Aお姉さんだいじょう────」

『えっ、あ!そ!その!これは違くて…!!』

コ「だ!大丈夫だよ!!僕誰にも言わないから!」

『そうじゃないんだってばぁ!』





オレの膝から飛び降りコナン君と視線を合わせ弁明するAを見てコナン君に感じていた違和感が無くなったのだと悟った。
オレがAの力になれているかは分からない。でも、少しでも状況が変わっているのを見て何処か安心している自分が居た。

言動の何もかもが昔のAで、いつもの光景が戻っていることが嬉しすぎて涙が出そうになった。
このまま全てが解決して、元に戻れたら…Aに今度こそ、 "好きだ" って伝えるんだ。
過去も今も含めて

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ネコ枕 - 景光落ち最高です..話も面白くてすごい好きです!! (1月14日 2時) (レス) @page47 id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212  
作成日時:2023年12月6日 19時

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