12話 - 通じ合う思い ページ12
諸伏side
松「はぁ?!Aがまた消えただぁ!?」
諸「さっき松田達を部屋から出した隙に……窓が開いてたから多分そこから…」
萩「ッくそ……せっかく見つけたってのに………」
伊「諸伏の話から推測するに近くに居るんじゃないか?」
諸「いや……この辺は探した。でもどこにも」
松「チッ、どうなってんだよあいつ……ッ」
机の上にドンッ、と拳を叩きつける。
状況を甘く見すぎた……。逃げ出すことがないって勝手に決め込んで安心しきっていた。
Aがオレと話してくれたことで解けたと勝手に思い込んで…
この過失はオレのせいだ……オレがもっと…………
萩「………とにかくAが無事に生きてることは分かったんだ。また探すっきゃねぇだろ」
諸「多分、元の場所に戻ったんだと思う…あいつと一緒に行ったから場所は覚えてる。ただ………」
ただあの場所は、オレたちが潜入捜査している組織が関係する場所
皆をあの場所に連れていくことで巻き込んでしまう可能性がある
ただでさえAをここに連れてきた事で危険な目に合わせているのに、皆をあの場所に連れて行ってもいいのか……
「今から迎えに行こう。皆で」
諸「降谷……お前ッッ」
どこかで話を聞いていた零が姿を現し、また無責任な言葉を放った。
そんな零にまた苛立ちを覚えカッと頭に血が上る
降「……景。悪かった」
諸「! はぁ?」
松「待て、なんの話し「松田。」……班長」
降「確かに僕の行動は軽率だった。Aを見つけて触れた時…拒絶されて……今度こそ傍に置いておかないとって思ったんだ」
諸「……それとこれとは話が別だろ。お前は仲間を巻き込んだんだ。こいつらだけじゃない、Aも危険な目に合わせたんだ」
降「………分かってる。だから今度は間違えない。でも今度は、皆の助けが必要なんだ……僕らだけじゃ。Aを救えない…………だから景。頼む。」
頭を深く下げシーンと周囲が静寂に包まれる。
零も分かっているはずだ。こっちの世界に触れさせる事が危険な事だと
それでも考えを改めて、皆の助けが必要だと言うなら、きっとそれが零の最終決断なんだろう…
それならオレは受け入れるだけ……
諸「……分かった。今度同じ事した時は許さないからな。零」
降「! ありがとう。景」
伊「……ッし!全部元に戻った通りで行くか!Aを取り戻しに!」
諸「あぁ!」
まってて、A。
オレ達が絶対に助けに行く
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ネコ枕 - 景光落ち最高です..話も面白くてすごい好きです!! (1月14日 2時) (レス) @page47 id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2023年12月6日 19時