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episode4_____回想 ページ7

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そう言えばあの日の雨も激しかった。


養護施設『くるみ園』に引き取られた日。





大好きだった父も母もいなくなってしまったという事実だけが、6歳の小さな少女の小さな小さな背中にのしかかった。








園は好きじゃなかった



みんな優しいけど、やっぱり他人で
友達もたくさんできたけど、やっぱり心のどこかにぽっかり穴が空いて寂しかった。



何より辛かったのが園の前を歩いていく人たちの視線
みんな哀れな目で私たちを見る

私はそんなに可哀想な子じゃない!
そう、叫びたかった。声を大にして訴えたかった...

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作者名:さえ | 作成日時:2019年5月26日 10時

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