memories19 ページ23
「私の
「はい。」
と始まった緊急柱合会議。
話を聞いたところ、今のところ協力要請などは来ていないらしい。
フードや顔を隠すものを本部から発注したと言う事で話は締め括られた。
まぁ、お館様は産屋敷財閥を運営している有名な方。
お金は…あるんだろう。
コナン君、だっけ。これ以上の深追い、して来ないと良いけど。
チュンチュンと雀の鳴き声が聞こえ、朝だと確信する。いつの間にか流れ作業のように私は寝ていたようだ。
「眠いけど、起きるかぁ…。」
ムクリと起き上がり、周りを見渡す。
制服を見つけ、腕を通した。今日からまた、日常に戻れるかどうかなんて、私にも良く分からない。
ただ、鬼を斬って、滅するだけ。私は、同じ思いを沢山の人にさせたく無い。
大切な仲間が、目の前から消えてしまうなんて事を。
フードをつけたり顔を隠したりする事はもう慣れた頃の話だった。ピンポンパンポーンと軽快な音が鳴り、喋っていた生徒が黙る。
呼び出しの音だが、先生によっては泣き叫ぶ生徒も居るのだが。
聴こえたのは、
「煉獄杏寿郎、胡蝶しのぶ、宇髄天元、夜月A、至急、学園長室まで。」
というお館様、否、学園長の声。周りのクラスメイトが微妙な顔をして私を見てくる。辞めてほしい。そんなに哀れみの目を向けるな!私はやらかした自覚はないし。そんなメンバーでも無い。
柱合会議も無いし、伝達の不十分でその4人が来なかったから呼んでるとか?
な訳ないか。
ま、行くしか無いよね。
お館様の為なら火の中水の中!までとは行かないかも知れないけど、お館様は信頼してるから。
「宙柱、夜月Aです。」
「入って良いよ。」
「お館様、何のご用件でこの様に!!!」
耳破裂しそう、煉獄先生、トーンを抑える事は可能でしょうか?
「実はね、公安、警察から協力要請が来て居るんだよ。」
ええ!!?本当ですか!?と言う顔をしている。みんな顔に出てます。ビックリですよ。
「それは派手に面白い!」
「派手なのは関係ないですよね。公安は私たちを何かに嵌めようとしているのでしょうか。」
「んー、ただ警察の手に追いきれなくなってるとか。最近警察官が失踪する事件も多発しているそうですし。」
「私はね、Aの考えが一番妥当だと思うんだ。だから、少し様子を見て、どうするか決めたいと思う。」
『御意』
と答え、学園長室を出た。
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くるみ(プロフ) - つんだこんだぱんださん» 投票ありがとうございます!!面白いと言っていただけてうれしいです…!200票目!記念ですね〜! (2020年11月3日 12時) (レス) id: 9fbaaf95e5 (このIDを非表示/違反報告)
つんだこんだぱんだ - とっても面白いです!あと面白度投票200票目でした! (2020年10月31日 15時) (レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ぽんちゃんさん» あ、リクエストですか…??? (2020年6月29日 20時) (レス) id: 59d90933a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 夢主、組織に目をつけられて、連れてくるよう命じられ、逆らえば殺される (2020年6月28日 14時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます…、漏れまくってますよね……(笑) (2020年6月21日 17時) (レス) id: 59d90933a5 (このIDを非表示/違反報告)
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