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第27話 ページ27

次の日


幸「姉さん!」

貴「幸」


MANKAIカンパニーの劇場に着くと、幸が出迎えてくれた。


幸「体は大丈夫?」

貴「うん」


私の二つ目のワガママ

幸と太一くんの劇が見たい。


幸「じゃあすぐ準備するから、席に座って待ってて」


私は頷き、一番前の席に座った。


監「こんにちは」

貴「あ、いづみさん…!
こんにちは」

監「お身体の方は大丈夫ですか?」

貴「はい、おかげさまで」


いづみさんは私の隣に座り、優しく微笑んだ。


貴「無理なお願いをしてすみませんでした…
大切な劇場を貸し切るようなことをして…」

監「お気になさらず。
みんなすっごく頑張ってたんですよ」

貴「こんな短期間で…?」

監「幸くんは「姉さんを少しでも元気にしたい」って言ってましたから」


幸…


その時、ブー、と言う音と共に証明が暗くなった。


昨日の夜、幸から教えてもらったのは夏組旗揚げ公演と秋組旗揚げ公演を少し工夫したものだと言った。



衣装に身を包んだ幸が出てくると、ドキドキと胸の鼓動が早くなった。


天『だ、誰だお前らぁぁあ!!』

万『それはこっちのセリフだ』

十『ここはどこだ…』

幸『ここは灼熱砂漠のどこか。
あんたたち、そんな格好で暑くないの?』

万『…そう言われると…熱い』


そうか、トリップ設定…


太『あ、あれ…僕病院にいたはずじゃ…』

三『俺の魔法で、君をここに連れてきた!』

太『え…えぇ…?』


みんな凄い…


幸『ほらちゃっちゃと着替えて!
服はそこに置いて!あぁそれじゃダメ!』

万『こんな服じゃ銃しまえねぇよ…』

幸『んな物騒なもん、こうだ!!』

万『ああああああ!!馬鹿野郎!
何してくれてんだ!!』


私はクスクス笑った。

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華ヶ崎レオ(プロフ) - みこはんさん» ありがとうございます!とっっっても嬉しいです!初めはこんな結末じゃなかったので、大丈夫かなと心配でしたがそう言っていただけて安心しました!(*´-`*) (2017年8月1日 0時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
みこはん(プロフ) - 何回見ても泣けます(´;ω;`)たった36話でここまで中身の濃い小説はなかなか見ないので凄いと思いました!次の作品も楽しみにしてます。 (2017年8月1日 0時) (レス) id: af3c32f75f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2017年7月17日 22時

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