とある日の結論 ページ23
…
全身ラジオの撮影でレトさんの家へ来ている
『ねえ、キヨくん』
「ん?」
『Aちゃんの事』
「Aがどうしたって、」
『全部聞いた』
思考が止まる、最近頭の使いすぎで、頭が直ぐに動かなかった
「Aから?」
『そう』
はぁ、余計な事を、とため息をつくことしか出来ない
『Aちゃんにも言ったんだけどさ、お互い男女として向き合って、素直になればって…』
「今更すぎんだよ」
『Aちゃんはあの日の事、一時の欲望の為って言ってたよ』
ほんとにそうなの?と問いかけられて考える
Aにそんなふうに思われてたなんて…
一時…確かにあの時は酔ってるAがいつもより女に見えて、可愛くて、愛おしくて、…好きで
『どう、結果でた?』
ずっと俺の顔色を伺っていたレトさんがタイミング良く聞いてきた
「たぶん、…分かった」
『よかった〜』
そう言いながら、撮影の準備を始め出すレトさん
でもまだひとつモヤモヤする、Aにその時の記憶がないってこと、これは俺の変な意地だな
『まだ考えてるでしょ、じゃあ同意の上もっかいしてみたら?』
「は?」
ていうかなんでレトさん俺の考えてる事分かんだよ
『付き合ってからでもいいけど、大人だし、雰囲気でって言うのもいいんじゃない?相性大事だし』
ニッと笑い作業の続きを始めるレトさん
、
(そんな事言える訳がない)
…
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紫蒔(プロフ) - 初めまして!完結おめでとうございます!もう本当にストーリーが素敵で、表現もとても素敵で、いつも更新楽しみにしてました!この作品に出会えて良かったです。素敵な作品をありがとうございました!!! (2019年11月22日 18時) (レス) id: 5eda3143a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mao. | 作成日時:2019年8月22日 2時