とある日のヒーロー ページ13
…
助けて、と小さな声で助けを求めたA
こんだけしっかりゲスな会話が撮れたら、もうそろそろ助けに行っていいか
「A」
『キヨくん、』
泣きながら男の手を振り払い、俺の伸ばした手をしっかり握る、俺も握り返す
無言で男にスマホのボイスレコーダーの画面を見せ、何も言わず、立ち去る
車に乗り込みひとまず俺の家まで車を走らせる
『…ありがとう、…ごめんなさい』
車を走らせ10分程経つがまだ泣き止まない
とりあえず頭を撫でてみる、嫌がらない
「仲直りしたいって、言ってたの、ほんと？」
小さく頷くA
「俺も言いすぎた、でもお前に寄ってくる奴って、今回みたいにやっぱり変なやつ多いだろ？だから念押しの為に」
『キヨくんの、気持ち、分かってなかった…』
「いま伝わればいーわ」
『うぅ、キヨくん、お水ほしい』
「わー、待て、3分我慢しろもう着くから！」
俺の家へ着き、安心したのかソファへ項垂れるA
「おい、寝るなら着替えろよ、明日仕事か？」
『んーん、お休みー、お水…』
水と俺の適当なパーカーを持っていく
『ありがと、安心したらお酒また回ってきちゃった』
水を飲み、伸びをしてソファに寝転びながら着替え出すA
「おい、俺居るんだぞ」
『キヨくんも、この前、わたしの目の前で着替えてたよー』
「あれは、看病されてたから」
『じゃあ、介抱してー』
とりあえず落ち着かせる為にソファまで向かう
目線を合わせて優しく話しかける事にした
「そんな飲んだのかよ」
『だって、キヨくんと、喧嘩しちゃった事、忘れたかったんだもん』
「そっか、もう忘れよ、じゃあ」
、
(忘れてしまおう)
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 202人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫蒔(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます！もう本当にストーリーが素敵で、表現もとても素敵で、いつも更新楽しみにしてました！この作品に出会えて良かったです。素敵な作品をありがとうございました!!! (2019年11月22日 18時) (
レス) id: 5eda3143a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mao. | 作成日時：2019年8月22日 2時
