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私は長い海軍本部の廊下を1人でポツポツと歩いていく。
珍しくほかの海兵たちも周りに見当たらなかった。
…ガープさんはエースが殺 されても大丈夫なのかな…
でもエースのおじいちゃんだもんね。
辛いよね…きっと。
気づけば扉の前に来ていて、この部屋の主は
ボルサリーノだった。
私は右手で小さくコンコンとノックをすると
中から、「は〜い」と返事が返ってくる。
それを聞いて私はガチャッとドアノブを捻り
中をチラッと覗く。
『ボルサリーノ…』
ボ「んん〜？どうしたんだい〜？」
『特になんにもないんだけどさ…
ちょっと構って欲しくて…ダメ…？』
ボ「いいよぉ〜？おいで〜」
部屋の中は片付いていてとても綺麗だった。
ただ机の上には書類が少しだけかさなっていた。
…クザンの部屋はもっと汚かった…((ﾎﾞｿｯ
「おいで〜？」と言ったボルサリーノは机に向かっていたのに、わざわざ椅子から立ち上がり
机の横で少し屈んで両手を広げて抱きしめる準備をしてくれた。
私はその行為に甘えて、ボルサリーノの腕の中に
飛び込んでいく。
私とボルサリーノの身長差は大きくて、
ボルサリーノ腕の中に私の体はすっぽりと収まった。
私を抱えたまんままた椅子に座り、書類を整理し始めるボルサリーノ。
…お父さんみたいだな。
パパだ。
『ボルサリーノって私のパパみたいだね』
ボ「ん〜？パパかい〜？」
『うん。なんか…優しいし包容力が…お父さん的な？』
ボ「君が喜んでくれたならそれでいいよぉ」
『ぬぉ。良い奴だなお主！』
あー、いい匂い。
…お父さんがいたらこんな感じなのかな。
私は産まれてから自分の本当の父と母には
あったことがない。
だって。
【この世にいないんだもの。】
私が産まれてすぐに殺 されたんだってさ。
･
ま、いまはそんなことどうでもいい。
そのうちみんなも知ることになるよ。
私はボルサリーノに抱えられたまんま、
腕の中でお昼寝をすることにした。
時刻は12:00…お昼寝の時間よりだいぶ早いけど…
いいよね。
眠たいもん。
私はボルサリーノのスーツに捕まりながら、
『おやすみなさい』と言うと、
ボ「おやすみ。アナ」
そう言われて、意識が遠のいていった。
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さよ - 鳥は歌い花は咲き誇る...サンズ？ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: 8a9f06b049 (このIDを非表示/違反報告)
ミオピ(プロフ) - ぴのさん» そうですね…短編集にして出してみようか考えてみます。リクエストとか募集してみてもいいかもですね… (2019年10月7日 22時) (レス) id: e6f11384bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めっちゃ好きです。良ければR版もみたいな……なんて思ってます。もちろん作者様が18歳以下だったら無視して貰って構いません。 (2019年10月5日 10時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール - この作品好きです！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミオピ | 作成日時：2019年9月13日 3時
