592話 引き止める作戦 ページ42
ｱｽﾞ-ﾙ｢そうなんです、いやー、奇遇ですね
そこで、これを機にオクタヴィネルとスカラビアで親睦を深める合宿を致しませんか？｣
アズールのその提案に冷静な彼が慌てる
ｼﾞｬﾐﾙ｢なっ？！｣
それで確信した。私達がいることできっと都合が良くない何か、があるんだ、と。
ジャミルとは正反対、カリムは嬉しそうに頷く
ｶﾘﾑ｢そりゃあいい！大歓迎だ！！｣
ｼﾞｬﾐﾙ｢カリム、俺は反対だ。
他の寮に追いつくためにわざわざ冬休みを潰して特訓しているんだぞ
それなのに、他寮の寮長を招き入れるなんて、的に手の内を明かすようなものじゃないか。｣
ｶﾘﾑ｢敵なんて大袈裟だな。それに、オンボロ寮の2人はお前が連れてきたんじゃないか｣
ｼﾞｬﾐﾙ｢それは……そうだが。
俺はお前たちのためにも言ってるんだぞアズール！｣
説得できないのを悟ったのか次は私たちに説得の狙いを変えるジャミル
ｱｽﾞ-ﾙ｢ジャミルさんのご意見はご最も。
他の寮は常に成績を競い合うライバルですから。
残念ですが、僕らはこれでお暇しましょう。｣
その時アズールがちらりと私たちに目を合わせる。
それに合図するように私達も頷く。
だって、ここで引下がる私たちじゃないもの。
ｱｽﾞ-ﾙ｢はぁ、極寒の中、今年も3人ぼっちのホリデーですか。
ま、仕方ないですけど。｣
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢頑張って、魔法の絨毯を捕えたんですがねぇ｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢モストロラウンジも、めちゃくちゃになったのになぁ……｣
貴｢せっかくジャミル達と、楽しいホリデーを過ごせると、思ったのに……｣
｢｢｢｢はぁ〜〜〜……ションボリ。｣｣｣｣
溜息をつきカリムとジャミルを切なげな瞳で見つめれば終わり。
ｸﾞﾘﾑ｢な、なんてあからさまな引き止めて欲しいって態度なんだゾ！｣
ぼそっとグリムがユウ君に耳打ちしたのは聞こえなかったことにするわ。
貴｢私達はお邪魔みたいだし仕方ないわ……。帰るわよ。｣
背を向けた瞬間、その手をカリムに引き止められる
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のん - すっごく面白かったです！ (2022年3月25日 19時) (
レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん！コメントありがとうございます！！更新頑張りますっ！！ (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください！ (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年11月26日 23時
