584話 星の海で ページ34
そして、2人と沢山泳いで、色んなものを見て、あっという間に夜になって
まだ氷の張っていない水上へと顔を出す
貴｢わぁ！綺麗！！｣
空に浮かぶのは一面の星空。
オーロラが反射して、まるで虹色の星の海にいるみたい
ﾌﾛｲﾄﾞ｢どぉ？気に入った？｣
貴｢えぇ……とても綺麗……ありがとう2人とも……。｣
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢ふふ…少しは海をお好きになられましたか？｣
貴｢え……？｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢Aにとって、海は辛い場所かもしれないけど、
それでも、ここはAの故郷だから……｣
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢だから、少しでも、好きになって欲しくて、この海のいい所を見せたかったんです。
辛い海の記憶を、僕たちとの楽しい幸せな記憶に、塗り替えたかったんです。｣
その言葉に涙があふれる。
貴｢……っ…………うぅ……｣
そのせいで2人は慌て出す
ﾌﾛｲﾄﾞ｢あー！ジェイドがA泣かせた！！｣
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢……ど、どうされたのですか……。なにか余計なことを……｣
貴｢違うの……
嬉しくて……
本当に、ありがとう……｣
私の為に、大切なお願いを使ってでも、この海の記憶を、塗り替えてくれた。
貴｢私、あなた達に会えて、
本当によかった。｣
『大好きよ……』
chu…
2人の頬に口付ける
ﾌﾛｲﾄﾞｼﾞｪｲﾄﾞ｢！！！｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢……今のは狡いって……｣
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢………………きゅう…きゅるる…｣
2人はまるで茹で上がったタコのように真っ赤になっていた。
貴｢ふふっ…どうしたのよ｣
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢………幸せにします。｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢あ〜もう好きぃ……｣
尾ひれを絡み合わせてくる双子を抱きしめ撫でれば擦り寄ってくる
貴｢ふふ、甘えたさんね…｣
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢…もう願いも叶えていただきましたし、そろそろ帰りましょうか｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢そうだねぇそろそろアズールに怒られそうだし……。｣
貴｢えぇ！帰りましょう、家族の元へ。｣
また私たちはお互い手を繋いで、ループ魔法で再び鏡に戻るのだった。
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のん - すっごく面白かったです！ (2022年3月25日 19時) (
レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん！コメントありがとうございます！！更新頑張りますっ！！ (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください！ (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年11月26日 23時
