583話 手を繋いで泳ぐ ページ33
オクタヴィネルに戻れば、双子が入口で待っていた。
フロイド「おかえり〜」
ジェイド「おかえりなさい。」
貴「ただいま」
フロイド「じゃ、行こっかぁ」
貴「え?どこに?」
ジェイド「海ですよ。約束したでしょう?」
貴「え!今日行くの?!」
フロイド「当たり前じゃん、もうすぐ流氷来ちゃうし早めがいいでしょ」
貴「分かったわ……。行きましょ……。」
あまり気乗りはしないけど、お願いだし、仕方ないわ……
鏡の間へ行くと3人で魔法薬を飲む
そして、変わりかけてきた尾びれで、鏡に飛び込んだ。
目を開けば広がる一面の海
懐かしい、私の故郷……。
懐かしい尾びれ……。
ジェイド「やはり綺麗です」
チュッと尾びれにキスされる
貴「…擽ったいわ。」
ジェイド「あぁ…このまま食べてしまいたい。」
ジェイドの口に見えるギザギザの歯がギラりと光る
貴「ちょ、やめてよね……。」
ジェイド「ふふ、そんな怖がらないで下さい。冗談ですよ」
…それは冗談の顔じゃなかった。
フロイド「それよりさぁ、ほら、一緒に泳ご?」
差し伸べられた手を握り、3人で海を泳ぐ
昔も、こうやって、手を繋いで海を泳いだ。
貴「お兄ちゃん怖いよ!」
兄「ほら、ちゃんと手を繋いで泳げば、大丈夫だ!」
『お姉ちゃん!!私お姉ちゃんとお兄ちゃんの間がいい!』
『私もお姉ちゃん達の間がいい…端っこはいやよ…』
兄「ならこうすればみんなみんな真ん中だ」
そう言って4人で、円になって、泳いで……。
あれ……4人って……誰……。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
フロイド「…ぇ、…ねぇA!!」
貴「!!あ、ごめんなさい……昔を思い出していて、」
ジェイド「大丈夫ですか……?顔色がよくありません……。
やはり、海は、怖いですか?」
貴「ううん…あなた達がいるから……私はどこでも……きっと大丈夫。
離さないでね……」
ジェイド「えぇ、もちろん。」
フロイド「なら行こ〜!あっちに珊瑚市があるんだぁ!」
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のん - すっごく面白かったです! (2022年3月25日 19時) (レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん!コメントありがとうございます!!更新頑張りますっ!! (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください! (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒスイ | 作成日時:2021年11月26日 23時