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573話 双子と取引 ページ23

フロイド「何驚いてんの?」



ジェイド「おやおや、もしや僕達に内緒で楽しいコトでも?」




突然現れた双子に一瞬焦るも冷静に戻る





貴「……そういう訳ではありません。ただ階段を踏み外しただけです。」





咄嗟にアズールの振りをする




アズ-ル「そうなの……アズールを追いかけていたら足を滑らせてしまって、」





対応してくれる流石はアズールね



だけど、




フロイド「大丈夫……?痛いとこない?」




心配するようにアズール(私の本体)に抱きつくフロイド




アズ-ル「っ!!な、何を!!」




途端に顔を赤くして拒否するアズール。




あぁこれ、バレるわ。




ていうか、隣で怪しく私を見つめるジェイドを見て、確信した。




貴「ジェイド、お前は気づいていますね」




睨むように見つめればジェイドは楽しそうに笑う




ジェイド「ふふ…なんの事やら。真似がお上手で……ふふふ」




ぷるぷると肩まで震わせて……。


確信犯め……


そんなジェイドの耳元に顔を寄せる




貴「……お願いだから、秘密にしてちょうだい……。」




ジェイド「……では、戻った暁には、僕達の言うことをなんでも聞いていただけますか?」




いつもは……僕はアズールではありませんよ。なんて対価を求めないのに、こういう時だけは……


でも、バレるのはジェイドまでで留めておきたいし、
仕方なく了承する



貴「……チッ……やれることならやるわよ。」




だけど、それさえも……




ジェイド「だそうですよ。フロイド」



貴「え、」





計画のうちだったなんて……





フロイド「やったぁ〜!じゃ、オレ達、ちゃあんと約束守るね?」




その言葉に理解した。



フロイドもジェイドも鼻がいい。つまり、最初から気づいていたんだ。




貴「………………図ったわね、ジェイド、フロイド」



ジェイド「ふふ。Aさん。契約は成立ですよ。
これから貴方達の秘密がバレないよう、僕達が完璧にサポートして差し上げます。
但し、戻った際には対価を僕達にきちんとAさん本人に支払って頂きます。
よろしくお願いしますね」



貴「うぅ……ひきこもりたい……」



一体双子からはどんな対価を言い渡されるのか……


考えるだけでも怖いわ……

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のん - すっごく面白かったです! (2022年3月25日 19時) (レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん!コメントありがとうございます!!更新頑張りますっ!! (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
- 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください! (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒスイ | 作成日時:2021年11月26日 23時

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