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570話 一言余計 ページ20

次の日お昼休み



いつも通り4人でお昼を食べる




ふと顔をあげればフロイドの口の横にソースが着いているのが見えた。





貴「ほら、フロイド……ここに付いてる。」




ハンカチで吹いてあげればにこりと微笑むフロイド。かわいい。





フロイド「あは♡ありがとぉ〜」





そんなフロイドを見てアズールが呆れたようにため息をつく。





アズ-ル「はぁ、全く、お前は稚魚と変わりませんね。」




ジェイド「そんなこと言いながら昨日Aさんの膝の上で寝ていた稚魚はどこの泣き虫な蛸でしょうねぇ」




ニヤリとジェイドが怪しく笑ばアズールは顔を顰める




アズ-ル「お前は一言余計だジェイド……。」




貴「ジェイド、あまりアズールをいじめないで。
泣いちゃったら可哀想じゃない……。」




すかさずアズールを庇うも、私のその一言が余計だったようで、




アズ-ル「……僕は泣いたりしません……。」




スっと、席を立ってどこかへ行ってしまった。




ジェイド「おやおや、拗ねてしまいましたね」




貴「もう……私は追いかけるから。2人は先に帰ってて」





フロイド「はぁーい」





アズールの後を追うも彼は足を止めてくれない




階段を駆け下りるアズールを必死に追いかける





貴「アズール…ごめんね。お願いだから逃げないで…」




アズ-ル「……僕はどうせ泣き虫で愚図でのろまなタコ野郎ですよ」




貴「……アズール……っ……」



その時だった。



急いでいたこともあり、階段から足を踏み外した。




アズ-ル「Aさん?!」



そしてそのまま慌てるアズールに倒れ込む



ゴツンッ



鈍い音とアズールの顔を最後に、私の意識は途絶えた。

571話 アズールと……→←569話 寂しがり屋の彼は



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のん - すっごく面白かったです! (2022年3月25日 19時) (レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん!コメントありがとうございます!!更新頑張りますっ!! (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
- 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください! (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒスイ | 作成日時:2021年11月26日 23時

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