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561話 異世界の君にネタばらし ページ11

ユウside



貴「…て事なのよ……騙してごめんなさい…」



オンボロ寮に現れたAさんから話を聞いた。




ユウ「嘘だったんですか?!
僕にも教えてくれたら……またワトソンとして協力したのに……。」




貴「ごめんねユウ君…」




しゅんとしてしまうAさん。



あぁ、そんな顔しないで……





ユウ「謝らないでください……

でも僕は、相手が誰だろうと祝福しますよ

貴方が心から幸せになれる人と、幸せになって欲しいから……。」




貴「ふふ…かっこいいこと言うのね
ありがとうユウ君…」




微笑んで僕を優しく撫でてくれる。




その笑顔が見られるのなら…僕は、喜んであなたを祝福します。



でももし相手が貴方を泣かせようなら……



奪っちゃうかもしれないですけどね…。




でも僕にそんな資格がないことくらい分かってる。




だって僕は…異世界の人間だし…いつかは帰らなきゃ行けない……。




もしそんな世界に貴方が着いてきてくれたら……




なんて、あるわけないけど……




でも。もし君が来てくれるんなら、僕は、一生守ると約束しますよ。




貴「どうしたの……?」




急に黙り込んだ僕を心配して顔を覗き込んでくるAさん。




ユウ「あ、すみません…少し考え事を……」




貴「そう…悩みがあるのなら私に話していいのよ。
ユウ君にだけは特別に出来ることなら無対価で叶えてあげるわ」




ユウ「ありがとうございます。その時はお願いします!」



貴「ふふ…」




優しく笑うAさん。




本当は貴方の方が悩みを抱えているはずなのに……



周りのことばかり考えて……もっと自分を大切にして欲しい…



僕の方こそ貴方の役に立ちたい。



貴方を閉じ込める悩みからいつか、連れ出してあげたいよ。




ユウ「僕は、いつでもAさんの味方ですから。」



貴「へ?……ふふ…ありがとう…」



魔法は使えないけど、そばに居ることくらいは……


…貴方を笑わすことくらいは…きっと出来るはずだから……。

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のん - すっごく面白かったです! (2022年3月25日 19時) (レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん!コメントありがとうございます!!更新頑張りますっ!! (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
- 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください! (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒスイ | 作成日時:2021年11月26日 23時

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