【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫７《逆ハー》

7-36時限目 宇髄天元side ページ36

宇髄天元side



巫女と金閣寺か…悪くないな。




宇髄｢んじゃあ着替えの間外でてるわ｣





そして数分後、俺の目の前には巫女姿のAが…。





貴｢ど、どうでしょうか…｣





あぁ。なんて言うか派手に唆る。なんて言ったら多分引かれるからやめておく。





宇髄｢凄ェ似合うな。可愛い。｣




貴｢か…かわ………。｣




顔を赤くしてたじろぐA。まじで可愛すぎんだろ。




何故だかその姿に懐かしさを感じた。




昔も巫女の服着てた事あったっけか？




なんてこと思いながらAの髪をセットし直す為に椅子に座らせた。




宇髄｢んー。髪は下ろした方がいいな。｣




にしても本当、綺麗な髪だ。




髪を掬い上げてそっと口付けると




貴｢…ホント…貴方はたらしですね。｣




なんてジト目で見られた。



こんな事Aにしかしねぇってのに…




それが素直に言えない俺はまだまだ地味だな。




そして準備をした俺達は金閣に向かう為に部屋を出た。




流石に巫女のままじゃ恥ずかしいって言うから俺のパーカーを羽織らせた。




自分の服を着ているなんて妙な優越感に浸る。




ホテルのロビーを抜け、自動ドアをくぐり抜けたAが振り返る





貴｢じゃあ行きましょうか…！天元さんっ！｣




そうニコリと微笑むAにまた胸が高鳴る




もう二度とその天使の様な笑顔を壊したくない。


かつて俺の手で何度も壊してしまったその笑顔を。



宇髄｢あぁ…ド派手に行こうぜ｣




だから俺は今日もこの気持ち隠し、また自分を偽った。

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