【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫７《逆ハー》

7-24時限目 ページ24

貴方side



宇髄先生に急に抱きしめられて少しドキドキした。

先生が離れたかと思えば手を引かれた。



貴｢どこ行くんですか｣



宇髄｢ホテル｣



はっ？！！



貴｢や、離してください！！｣




宇髄｢お前なんか勘違いしてる？｣




へ？



宇髄｢変なところじゃねぇぞ。お前が泊まってたホテルだ。｣




か、勘違い…恥ずかしすぎる…。




そして泊まっていたホテルに戻ってきた。



部屋の鍵を開ける先生。



貴｢先生もここに泊まっていたんですね…｣




宇髄｢あぁ。ここのオーナーとうちの理事長が知り合いなんだ。｣




なるほど…。そして部屋に入ると先生はゴソゴソと何かを取り出し始めた。



貴｢…。これは…。｣



渡されたのは和柄が綺麗な着物。



宇髄｢ほら早く着ろ｣



貴｢…なんでしのぶちゃんみたいな事するんですか？｣



私は着せ替え人形なのか…。



宇髄｢あ？胡蝶？知らねぇよ。

いつまでもそんな男みたいな格好してねぇで着ろ！

…自分で着れねぇのなら…俺が脱がせてやろうか…？｣



なんてニヤリと怪しい笑みを浮かべる宇髄先生。



貴｢っ！！自分で着ますのであっち行っててください！！｣




先生を部屋から追い出し、


服を脱ぎ渡された着物を着る。



改めて羽織ってみると衣装屋で買った巫女の服と違って重みがある。


これはちゃんとした着物だ。絶対派手に高い奴…



でも何でこんなの持って…。



そこで一つの疑問が頭によぎる。



もし先生が私を攫わなかったら？…そのまま電車に乗っていたら…。



これは誰が着ていたんだろう…



そう思うと何故か胸が苦しくなった。

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