【鬼滅の刃】キメツ学園の愛され姫７《逆ハー》

7-3時限目 ページ3

深夜零時


ｼｬﾝ…ｼｬﾝ…


耳に響く鈴の音。


医師の階段を登り鳥居をくぐる。


誘われる様に神社の扉を開け奥に進むとその中では神楽を舞っている何者かの姿が…


『…っ！！』


狐のお面を付けた人がくるりとこちらを振り返った。


貴｢はっ…！！！｣

飛び起きた。

周りにはぐっすり眠っているしのぶちゃん達。


その寝顔を見て安心する。…夢で良かった…


…伊之助がこっくりさんとかするからだ…


でもどうしよう。完璧に目が覚めてしまった。


なんか落ち着かないなぁ…。


私は外の空気を吸うため、部屋の外に出た。


目が冴えてしまい外に出る。


廊下に出てみれば、薄明かりが何処か寂しげで…


貴｢…誰もいない…｣

しんとしたその場所に一人ぼっちになったかのような感覚に囚われる。


その時だった。肩に重みを感じた。


｢A…｣


貴｢ひっ！！！｣


怖くて思わず目を瞑りしゃがみ込んだ。

そして再び聞こえてくる声


｢俺だ。｣


それは聞き覚えのある声で。


貴｢な、なんだ…冨岡先生でしたか…｣


あんなに驚いた自分が馬鹿みたいで恥ずかしくなった。


冨岡｢こんな遅くにどうした｣


貴｢じ、実は怖い夢を見て…落ち着かなくなって、外の空気でも吸おうかなぁと…｣


冨岡｢…いい場所がある。来い。｣

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