サイドストーリー 3ー3 ページ11
司くんと会った後も、彼の様子が気になってしまった。私、何かしてしまったのだろうか…？前のレッスンまでは、いつもの優しい笑顔で声をかけてきてくれていたのに…。
しかし、それはまだまだ始まりに過ぎなかった。
その日、知っている人と会うたびに、どこか避けられているような、突き放されているような感覚が続いたのだ。
青葉先輩には、「あれ？今日はKnightsのレッスンのない日ですよね？どうしてここに？」と目を丸くされた。
宙くんとあった時には、驚いたような表情とともに、今日はとっておきのゲームをするのです！ついてこないでください！と逃げられてしまった。
相談しようかな…と思っていた頼みの鳴上くんですら、ごめんさないね、今日は時間が…また今度ゆっくり聞くわ？と、やはり取りあって貰えなかった。
決定打は瀬名先輩。会うなり眉をひそめられ、空気読んで帰った方がいいんじゃなぁい？と一言。
ああ…確定だ。気づかないうちに、アイドル科の中で何か気に触るようなことをしたんだろうか…もしくは、何か誤解されるようなことがあったのだろうか…。それで噂が回って…、信用が崩れてしまったのかもしれない。
もやもやがさらに膨らむ。深呼吸して落ち着こうとしたが、胸がざわつく感覚が消えない。
夏目くんも、そんな私に不信感を抱いて、愛想を尽かされたのかも。なんとなく距離を置かれている気がしたのは、きっとそういうわけなのだ。そう考えると彼の態度も、みんなの態度も全部繋がる。
じゃあ何をしてしまった？
レッスンで何か気に触ることを言った？
イベントの手配にミスがあった？
まさか、公共の場で何か情報を漏らしてしまった？
考えれば考えるほど、色々な場合が想定できて、不安が一気に膨らんだ。何かしてしまったのなら、早く謝らなければ…。
とにかく、誰かに話を聞いてもらわないことには始まらない。迷子にでもなったかのように、あちこち見回しながら知っている人を探して回っていると…
「A？きょろきょろしてどうしたノ？」
「夏目くん…！」
後ろから一番話をしたかった人が現れた。
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minrisyan(プロフ) - 星乃刹那さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、皆さんに夏目くんの魅力が少しでも伝わるように頑張ります！！ (2020年3月5日 23時) (
レス) id: 8bdb17c1dd (このIDを非表示/違反報告)
星乃刹那(プロフ) - うわぁ、すごい好きです！続き楽しみにしてます！ (2020年2月20日 14時) (レス) id: 7c149933cf (このIDを非表示/違反報告)
minrisyan(プロフ) - 一期Loveさん» コメントありがとうございます！私の理想の夏目くんをひたすら書かせて頂いているのですが、気に入って頂けたのなら嬉しいです！今後もまだまだ更新をしていきますので、どうぞよろしくお願いします！ (2019年9月5日 20時) (レス) id: 84aad287f8 (このIDを非表示/違反報告)
一期Love(プロフ) - 凄く面白いです！本編の方もすぐに読み切っちゃいました。読み返しては夏目くんいいなーと思わせて頂いています！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2019年9月5日 3時) (レス) id: 2345a9075e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minrisyan | 作成日時：2019年9月1日 20時
