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『ねぇ……荼毘さん……』
｢……ん？｣
『……私、、もっと強くなれないかな……』
｢…はぁ？…どうしたんだよ…急に…｣
私の唐突な質問に、荼毘さんは少し戸惑った
今日はたまたま、他の皆がいたから…
呼んでくるだけの時間と隙があったから……
私の個性が役に立っただけ
でも、もしみんなが居なかったら？
行って戻るだけの時間も隙も余裕も無かったら？
私はきっと……何も出来ないんだろうな……
そう思ってしまった
『……私の個性って…誰かの役に立つのかな……』
自分に呆れながら私がそう呟くと、
荼毘さんもまた、呆れながら言葉を返した
｢……お前それ本気で言ってんのか？｣
『……う、うん……』
｢……お前は自分の個性よく分かってねぇだろ。自分が動くか、自分と共に動くか。それしか出来ねぇって考えてるな。｣
『……うん、、そう思ってる…』
｢……はぁ、、これだからガキはダメだな｣
『な！！！！！』
久しぶりに子供扱いされてしまった
でも、実際よく分かってない
一体どういうことだろう
｢……お前、瞬間移動する時……何をもって移動してる？｣
『…イメージかな……自分がどこに移動したいのか……誰を連れていくか……って考えてる気がする……』
｢……そう、それだ。お前はそれが甘い。｣
『……甘い？』
｢ようは脳内イメージが弱い。｣
｢……ったく、やってみた方が早いな｣
荼毘さんはそう言うと、コップをテーブルに置き
私から離れた場所に座った
｢んじゃまあ、、これを俺の手元に移動させろ｣
『……え？？』
｢よくイメージするんだ。やれ。｣
『う、うん！』
私は言われた通り、コップを荼毘さんの手元に移動させる流れを脳内に描いた
『……むむむ』
でも、中々動かない
｢……まだイメージがあやふやだな。｣
｢A、手を使え。コップを俺の手元に投げるように動かしてみるんだ。｣
『は、はい…！』
ヒョイッ
コップを投げるように手を振ってみた
ヒュンッ
『……嘘っ……』
｢ほらな。出来ただろ。｣
自分の手元にあるコップを見ながら荼毘さんは満足気に笑った
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リンディンドン(プロフ) - YUさん» ありがとうございます！！！ (8月21日 12時) (
レス) id: 27cbb81c6a (このIDを非表示/違反報告)
YU - かっこいい！！！！！！！ (2023年3月25日 9時) (レス) @page35 id: ad41adb81b (このIDを非表示/違反報告)
リンディンドン(プロフ) - うなﾁｬさん» そう言って貰えて物凄く嬉しいです(号泣)！！！！！！！！！！更新頑張ります！！！！！！！！！！ (2020年6月28日 5時) (レス) id: bf123ebd53 (このIDを非表示/違反報告)
うなﾁｬ - 私今まで見てきた小説で一番好きです。更新頑張ってください！ (2020年6月27日 21時) (レス) id: 6b728aedaa (このIDを非表示/違反報告)
リンディンドン(プロフ) - ちゆんさん» 大変長らくお待たせしてしまいすみませんんんんTTやっと更新できましたTT コメントありがとうございます！！とても嬉しいです！！これから今までの分取り返せるように更新頑張ります！！！！！ (2020年6月15日 1時) (レス) id: bf123ebd53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンディンドン | 作成日時：2019年11月25日 21時
