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77話 ページ37

貴女「久しぶりに夜の散歩したかも」





この合宿に来てからずーっとデータとにらめっこの夜

でも,そのデータともさよなら





貴女「そして,皆とも」





大学受験も控えてるし合宿が終わったら

先生やお母さんたちと進路面談だな

立海大に行くか、別の大学を受けるか





貴女「あー,こんなこと考えたくないよ」



幸村「大きな声で弱音ですか?」



貴女「精市」





もう驚かない

不思議だけど精市と会える気がしてたから





幸村「珍しいですね夜に散歩なんて」



貴女「やっとデータから解放されたからね」



幸村「A先輩,お疲れ様でした」



貴女「やめてよ!まだ後,2日はあるんだから!それに...」



幸村「それに?」



貴女「もう会えなくなるみたいに感じる
部活とか上下関係の挨拶とは違う感じがする」





本当にこれで終わりって感じ

精市とこれで縁が切れるなんて絶対に嫌だから





幸村「大丈夫ですよ
俺はずっと先輩の横にいたいんです」



貴女「え!?」





なに,そのプロポーズみたいな言葉!?

なんでそんなことサラっと言うの?





貴女「ズルいよ精市は
その言動で幾多の女の子を落としてきたんでしょ?」



幸村「幾多のってw」



貴女「言われるこっちはどんな気持ちでいると思ってるの!」



幸村「っ!?」



貴女「いつか精市は勘違い女製造気になる,なんならもうなってるよ〜!」



幸村「何ですかそれw」



貴女「トラブルの絶えない将来が待ってるよw」



幸村「それは困りますね(クスッ」





あぁ,この時間が一番幸せ

ただ座って話してるだけなのに何もかもが軽い





貴女「終わってほしくないな」



幸村「そうですね」



貴女「もっとみんなのテニスを見てたい」



幸村「立海に遊びに来てくださいよ」



貴女「なに言ってるの,もう引退でしょ?」



幸村「あ,そっか。じゃあ皆でテニスしに行きましょうか」



貴女「あのメンバーのなかに私一人?嫌だよ!?」





イケメンが多いと名高いうちの中学の中に入れるわけない

特にレギュラー陣は人気高いんだから!





幸村「大丈夫です,約束ですからね?」



貴女「もう,分かったよ」

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仁王彩香 - 初めまして作品見ました!!続きの更新頑張ってください^ - ^ (2020年6月1日 21時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こしあん | 作成日時:2019年4月18日 8時

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