No,2 幸村精市の思い人は高校生!?【テニスの王子様】 (ページ35)

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75話　幸村side ページ35

榎本「皆,おはよう!合宿も残すところ後3日だ
気を抜かず練習に励んでくれ」

全員「「「はい!!」」」

朝の朝礼が終わって朝食時

白石「なんや合宿もあっちゅうまやったな」

小春「ほんまやねぇ～」

不二「ところで幸村,先輩の事どうするんだい？」

幸村「え？」

まさか朝からその話をされるとは思ってなかったな

確かにこの合宿が終われば会える機会は確実に減る

白石「まさか,このまま有耶無耶にする気やないやろな？」

丸井「確かに!幸村くん,A先輩の卒業式のときも
有耶無耶で終わらしたろぃ？」

幸村「ﾌﾌｯ,俺がこのまま終わると思ってるのかい?」

もう一度気持ちを伝える

前回みたいに勘違いされないようにストレートに

テニスと同じ真っ向から勝負に出る

小春「いやぁん!春は近いわよぉ～」

白石「まぁ,俺らは幸村くんの味方やからな」

不二「先輩の鈍感さも中々面白いけどね」

幸村「あれにはかなり手を焼いてるよ」

最近その鈍感さがちょっと変わった気もするけど

何か先輩の中で変化でもあったのかな?

丸井「じゃあ,勝負の日は勿論!」

「「「合宿最終日!」」」

幸村「そうだね」

そこしかないと思ってる

小春「幸村く～ん!
振られたら私のところに来てもええんよ?」

幸村「遠慮しておくよ」

小春「いやぁん,ドライなのね～」

幸村「振られる気なんてサラサラ無いからね」

まぁ,もしこれでダメならキッパリ諦めよう

しつこい男は嫌われるって言うしね

先輩に迷惑も掛けられないし

榎本「9時から試合形式のゲームを始める
対戦相手を各々確認しておくように!」

「「「はい!」」」

さて,今は合宿に集中しよう

そう切り替えてオーダー表へと向かった