No,2 幸村精市の思い人は高校生!?【テニスの王子様】 (ページ31)

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71話ページ31

残り一週間も切ってるってことで今は試合中

トーナメント戦で組み合わせは完全なランダム

貴女「いつもなら玉出しとかするけど
　こう試合ばっかりだと暇だな...。」

というか試合記録係りにされてるから
試合見にも行けないし!

桜乃「...A先輩」

貴女「ん？どうした...えぇ!?どしたの!?」

隣で一緒に記録係りをしている桜乃ちゃん

すっごく暗い顔

というより今にも泣きそう

貴女「何かあったの!?」

桜乃「実はリョーマくんの事を諦めようかなって思って」

貴女「リョーマの事を？」

桜乃「はい...」

貴女「なんで?」

桜乃「自分に自信がないんです
　いつも行動に移せないし弱気になって...
　私ってダメだなって思っちゃって」

そんなことないよって言えない自分がいる

だって私もそうだから

桜乃「A先輩は幸村さんに告白する
　勇気ってありますか？」

貴女「...無いかな
　まず,精市にはもう違う人が好きかもしらないし」

幸村「俺がなんですか？」

貴女「精市!?不二くんも」

幸村「Bコート幸村6-2です」

不二「Gコート不二6-4です」

貴女「了解」

仕事の事忘れてた

というか聞かれてない...よね？

不二「で,なんの話ししてたんですか？」

貴女「大した話じゃないよ
　暇だったからちょっと恋ばなしてたの」

幸村「っ!恋ばなですか？」

貴女「うん...？」

どうしたんだろ？

一瞬精市の表情が曇った気がしたんだけど

貴女「あっ!内容はシークレットだからね
　女の子の恋ばななんだから!」

不二「そう言われると気になっちゃうよね幸村？」

幸村「え？そうだね」

まただ精市が上の空っぽい

もしかして!?

幸村「っ!?」

貴女「熱があるわけではないね」

私は精市のおでこに手を当てた

また熱があってしんどいのかと思ったんだけど

貴女「精市,また体調悪くなったら言ってね？
　なんだか上の空みたいだし」

幸村「わかりました」

不二「ﾌﾌｯ」

幸村「じゃあ俺たち戻りますね」

貴女「うん,頑張ってn(桜乃「あ,あの！」

戻ろうとする精市達に声をかける桜乃ちゃん

どうしたんだろ？

桜乃「こんなこと聞いたら変かもしれないんでさけど
　幸村さんって...」