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出張から帰ってきてから
Aが自分の電話に出てくれるようになった。
今まで普通に無視だったのに。
気を遣ってんのか俺に少し頼る気持ちからなのか…きっと両方かな。
でも気持ちはモヤモヤしてる。
ずっとAらしくなくて。
声から分かる元気の無さにチクチクしたり
ホッとしたり。
こっち帰ってきてAが近くにいないと
冷静になってきた頭。
2人が離れたのは2人がそうしたことだけど
あの時…俺がAを抱きしめなかったら…
2人は戻ってたかもしれない。
もしあの時が、ミンソクさんがAに気持ち伝えようとした最後の賭けだったとしたら…？
今の2人の状況がどうなってんのか見てないけど、自分のせいでさらに悪くしてたらと思うと良心が痛んでたまらなくなる。
分かってる。
例えばだけど
もしAがこっちに帰ってきたとして
いつか俺と結婚するってなったとしても
俺はずっとミンソクさんのことが頭から離れない気がする。
Aはきっとずっと
ミンソクさんを忘れることなんかないだろうから。
俺がAを好きなように
Aはミンソクさんが好きなんだ。
ミンソクさんだってAが好きなのに…
…俺って何を求めてるんだろ。
Aの全部、どれだけ頑張ったって自分のものになんか出来ないのに。
はぁー…やっぱり…俺…
“ずっと一緒にいたいと思ったから”
“すこぶる良好って言った”
後のはもうなんなのか分かんないけど。
Aに伝えれば…
まだ2人は戻れるかもしれない。
…俺、言うのか？
言ったらもう…
全然決心もつかないまま
とりあえず手元にある携帯を持ってAに電話を掛けた。
プルルル プルルル
プルッ
「あ…A？」
『お掛けになった電話番号は現在使われ―
あーー！勝手に出ないでくださいよ！』
「…………」
そっと電話を切った。
はぁーーー…嘘だろ。
またすぐに掛かってきた電話。
……………
じっと見つめてみたけど
取っても取らなくても同じことか…
「……はい」
『あ、ギョンス…？
ごめん電話…』
きまり悪そうなAの声。
「A、良かったね」
そう言うしかない。
「さっきの無愛想な声ミンソクさんでしょ」
何がお掛けになった電話番号はーだよ。
冗談言えるほどには余裕なんだな。
あんな辛そうな顔してたくせに。
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HARU(プロフ) - まゆさん» まゆさんこちらにもありがとうございます！泣いてくださったとは…(;_;)でもあたしも書きながら泣いてましたw今その時思い出すと爆笑ですw (2019年1月7日 9時) (
レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 何度も涙して読みました。涙と鼻水でティッシュ消費しました。笑 (2019年1月7日 1時) (レス) id: a5365422b1 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ｻﾗﾝさん» ぜひ^^ってゆっても最初書いてた主任サイドが難しすぎて断念したものに手を加えたものなんですけど…なのであんまりです笑 いつもありがとうございます！！ (2016年4月7日 23時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - Yuuuuさん» Yuuuuさんはじめまして！ほんとですか…(;_;)ほんとに嬉しいです。。あたしも結婚したいなぁと思って書いてます笑 ほんとのろのろ更新すみません…ありがとうございます！！ (2016年4月7日 23時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
ｻﾗﾝ - HARUさん» twitterしてないんですけど探してきます！！！！主任の番外編……あーはやく見たいです(((ﾟωﾟ))) (2016年4月3日 21時) (レス) id: ff36c4a233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2016年2月17日 22時
