（３４）バニラが美味しいんだ ページ38
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とある日、Aは教室で張り詰めた空気を醸し出していた
なにやら熱心に、ひたすらにペンを動かしては紙を投げ捨て、またペンを動かし始める
その様子を狗巻、パンダが見守っていた
そこへ真希が教室に入ってくるや否や、この異様な空気を察してその2人に事情の説明を求めた
「Aのあれ、どうした」
「いくら、明太子」
「家入から超難しい数学の問題出されたんだってよ。これ解けたらアイス奢ってやるって」
「へぇ…」
真希が辺りに散らばっている紙を拾い上げて内容を見てみるが、どれも高校の内容を超えているような感じだった
細かく書かれている数字だが、散らばっている紙にはどれもバツが付けられていた
「キッショ、こんなん解いてんのかアイツ」
「やばいよな、俺もキモイと思う」
「しゃけ」
全員からそう言われているとはつゆ知らず、その直後にバンッ！と机を叩いて立ち上がる
その音にビクッ！！と肩が震えた三人だが、Aは気にせず走って教室を飛び出して行った。おそらく答えが出たのだろう
数分後、教室に残された3人が散乱している紙を処分していると、Aは片手にハーゲンを四つ抱えて戻ってきた
『見てみてー！硝子さんからもらったの、一緒に食べよー！！』
「ツナマヨ？」
「え、私らがもらっていいのか？」
「お前があの問題解いたご褒美じゃねぇの？」
『これがご褒美ー！
私が解けたら"みんなに"アイスだって言われてたから！』
パパッと全員に配って、そしてそのご褒美を口へと運ぶ
『美味しい〜！』と喜ぶAと、Aの優しさに心温まる2年生たちであった
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ちなみに。正解を告げられたときのA
「正解だ」
『〜〜っ！！！(口パクパクしてる)』
「息吸って吐け。それと冷凍庫に見て好きなのやつ持っていけ。もう買ってるから」
『すぅぅ……！はぁぁ…
っもう買ってるとか私解くの前提だったんですね！！嬉しいです！』
「いや、お前解けなきゃ私が全部食べるつもりだった」
『え』
そう言いつつも、家入がそんなにアイスを食べる人ではないのを知っていたA。
数秒後にそれに気づいて、ニヤニヤしてるとデコピンされたらしい。
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ピピピーナッツ - マリイさん» 此処は夢小説という界隈ですし、おっしゃていることは十分分かります。しかし、どの様な界隈でもマナー、ルールを守ってください。長文失礼しました。そしてこういったコメントへの反応を不快に思われた方は、御手数おかけしますが、私のIDを非表示にでもしてください。 (2021年2月21日 8時) (
レス) id: 747155de06 (このIDを非表示/違反報告)
ピピピーナッツ - マリイさん» 連続でコメントすみません。えっと…失礼ですが、それはお話に関係のあることでしょうか…？貴方様の愛は、此方から見てもひしひしと感じられます。その想いはとても素敵だと思います。ですが、このコメント欄はあくまでもお話の感想を述べる場所です。 (2021年2月21日 7時) (レス) id: 747155de06 (このIDを非表示/違反報告)
ピピピーナッツ - コメント失礼します。夢主ちゃん可愛らしいですね！このお話も、ほのぼのとしていて見ていて癒されます…！これからも更新頑張ってください。 (2021年2月21日 7時) (レス) id: 747155de06 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鉛 - 小6のわたし:144cm お話の子:ほとんど同じ 草 (2021年2月8日 17時) (レス) id: 0d8498869d (このIDを非表示/違反報告)
チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - え、可愛え……… (2021年2月8日 1時) (レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほやっく | 作成日時：2021年2月7日 13時
