【刀剣乱舞】キスしちゃダメ！

キスの理由 ページ42

清「……一期さん」




私たちに声をかけた水色の髪をした人を清光が 一期さん と呼んだ




『…だれ？』



私がこっそり隣の安定に聞くと、安定は私の耳元で小声で言った




安「一期一振。粟田口の兄だよ」




一期一振。





粟田口唯一の太刀…






一「……何かご用ですか？」




一期一振さんが私たち……いや、私に冷たい視線を送る





……用がなければ早く消えてくれっていう目だ。






清「…いや、俺たちはちょっとお裾分けに…」



『焼き芋です』



私が清光の背中から顔を出して焼き芋を見せる





おいしいよ〜



おいしいよ〜



そんな殺気しまって美味しいやつ食べようよ…泣




え？食べ物で釣ってるって？←




聞こえないっす








すると、一期一振さんは私をジロッと睨んで言い放った




一「結構です。お引き取りくださ…」



「いち兄〜！」




すると一期一振さんの言葉と重なってショタ声が聞こえた←







『…いち兄？』




ショタがお兄ちゃんのことを いち兄 って言った！？




…なにそれ、可愛いんだけど…っ！！






すると後ろからバタバタと小さい子がたくさんやってきた






『ふぁああぁぁぁぁぁぁ！！なにあれ、めっちゃ可愛い…っ！』


清「…主が言うと、なんだか悪寒が走る」←


『ん？怒』





やってきた小さい子たちは、

一期一振さんの周りを囲んで嬉しそうにはしゃいでる





「いち兄、髪結ってー！解けちゃった…！」


「いち兄〜！みてくださいこれ！いっぱいとれたんです……よ」




でも、私たちがいることに気づいたのか、一瞬で笑みが強張った









「……人間…」

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す